フラワーエッセンスの植物研究ノート

自然や植物とのつながり、フラワーエッセンスのことなど

【東京】林試の森公園

先日、目黒の林試の森公園というところにはじめて行きました。

最寄りの駅は武蔵小山。徒歩10分らしいですが、道が全然まっすぐじゃないので

すぐに迷いました(笑

すごく複雑~な道。帰りも迷いました(^^;

こちらの公園、もともと林野庁が管理されてたので、樹木の種類が豊富でめずらしい木もいくつかあります。

植物園や公園にはだいたい樹木がいろいろあるのですが、木に札もかかっていたりもしますが、

どこにその木があるのか探すのがとても困難なんです。

ところがこちらの公園は管理棟に公園内で見られる樹木のくわしい地図が置いてあります。

木に札もほとんどあるので、探しやすいという特徴がありますね。

今回の目当てはポプラの木。アスペンの仲間であるカロリナポプラ。

けっこう大きな木でした。

ポプラ.JPG

イタリアヤマナラシはホウキを逆さにしたような形をしていますが、こちらのはあまりそういうことがなく、上のほうの枝は横に少し広がるような感じです。花がまったくみれません(笑)

5月になると実がふわふわになって雪のようにおちて真っ白になるそう。

その状態もみてみたいです。そこにも風の要素が感じられますね。

アスペンの花の写真をみるとヤナギ科らしい猫のしっぽのようなふわふわな毛のようなものがみられますよね。それが飛んでいくのかな。

こちらの公園、けっこう広いので半分しか回らなかったのですが、アメリカガシワの木もありました。

ピンオークというそう。

ピンオーク.JPG

桜が満開でよその木など誰も見てなかったのですが(笑)、ほかにはブナとかトチノキもあったかな。

木の場合、花が観察しづらいというのがありますが、木の全体像を感じるにはいいかも。

なにより、都内でアクセスしやすく、広いので機会があれば行ってみてください。

フラワーエッセンス体感メモ

ツイッターを始めたばかりの頃にフラワーエッセンスを服用して、体感したことをそのままツイートしていて、お気に入りに入ったままだったのをブログのほうに移します。

 

後から読み返すと面白いので時々やっとこうかなと思います。

間にあるFES、HH(ヒーリングハーブ)、ルミニス(ルミニスエッセンティア)はメーカー名。

 

ルミニスは現在、購入できるところがありませんが、王由衣さんが作ったフラワーエッセンスです。

 

マスタードは2回おこなってますね。そのときによって感じ方も違うということ。

 

自分でも時々やってみるといいですよ。何のエッセンスかわかっている場合、ちょっと先入観が入りますが。

特にこれを読んで同じエッセンスを服用するとなると、かなり影響を受けてしまうので、別のエッセンスか

名前をふせて誰かに作ってもらったものを試すのがいいかもしれません。

 

 

自分のからだに意識をおいて、頭で考えずに活性化したエッセンスを服用し、

しばらく感じます。

 

感じることが苦手な人には感覚を開く練習にもなります。

 

自分が感じたことはフラワーエッセンスが自分の中でどう働いているのか知る手がかりになります。

これは普段はあまり意識されないけれど、積み重なってエネルギーが動き、内面で共振されていくことになるのです。

 

セントジョンズワートはまったくフラワーエッセンスの知識がないけれど、敏感な別の方が服用した経験でも私のと同じように上へいったり下へ行ったりして循環されていくのを経験されたそうです。

 

後からレパートリーを読むと『魂が体を通して光を循環させ、大地に流すのを促す。』と書かれてあったので

とても興味深かったです。

 

 

 

2010年3月5日

FE/セントジョンズワート/FES/右回りのらせん状に上に上るような感じがするが、しだいに下に落ち着いてくる。

 

 

2010年2月14日

FE/カリフォルニアポピー/FES/熱いエネルギーで上に行き、頭頂で絞られるように引っ張られる。体全体が温かくなる。

 

 

2010年2月10日

FE/HH/マスタード/頭がすっきりする。まさに頭上の雲がひいていくような感じ。

 

 

2010年2月9日

FE/日本ルミニス/菜の花/マスタードよりやわらかい。暖まる。安定感。

 

 

2010年2月9日

FE/HH/マスタード/眉間が少しむずむず。首、背中のこわばりを感じる。お腹のほうへたまっていく感じ

 

 

 

 

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知られざる花名所を訪ねる旅

 

知られざる花名所を訪ねる旅 (家庭画報カルチャー紀行)

知られざる花名所を訪ねる旅 (家庭画報カルチャー紀行) [単行本] / 萬 真智子, 大蔵 舜...

 

家庭画報に連載されたものをまとめられた本だけど、ひとつの花や植物に想いを寄せて、代々受け継がれてきた花を守り続ける人々がいろんなところにいるのだということを知ることができる素晴らしい本。

 

椿の山を守り、育て続けている岡田家の皆様。

大阪らしいのですが、ぜひ訪ねてみたい。

 

椿の時期に予約して鑑賞し、椿のお料理のコースが出されて5000円という植物園で椿を見に行くのとはまた違った贅沢さ。

 

かたくりは奈良の森野旧薬園さん。その歴史やかかわる人たちの想いもつづられています。

ほかにも桜やぼたん、さつき、花しょうぶ、ササユリ、百日紅、梅、ダリア、肥後菊など。 福岡県の大宰府に万葉の植物を大切に育てている広い庭園があり、そこでは万葉の特別なお料理も味わえます。こちらもお食事をしないとお庭の散策ができないので、少々経費がかかりますが、一度は訪れたいと思います。

 

個人が管理する庭の植物にはその人の特別な想いとエネルギーが守られています。

そういう庭は貴重でこころして向き合いたいとも思います。 さすがは家庭画報さんなので写真も美しく、どこも行きたいと思わせてくれます。

月とフラワーエッセンス

月について書いてみたいと思います。

 

月は個人のチャートの中では

 

 

感情、無意識、感覚、習慣、子供、内なる子供、体調、体質、過去、記憶、直感、母性、感受性、傷つきやすさ

反応、女性性、母親、快・不快、本能

 

といったものをあらわします。

 

年齢域は0歳から7歳。

この時期に身につけた習慣や感覚やパターン、身内に対してや家にいるときの態度も関係しています。

太陽よりも月の性格のほうが表に出ている人もいるでしよう。

 

たいていは社会に対して表にしている自分は太陽で、家でくつろいでいるときの自分は月といった感じに使い分けているかとは思います。

太陽と月がほぼ同じ位置や同じ星座の場合、公私があまりないような人だったりします。

 

子供のときの変わらないパターンや性格というところで月が反映するため、エドワード・バックは12ヒーラーを占星術の月星座にあてはめようとしていました。正確にはどの星座にどのエッセンスの花という記録はないようですが。

 

しかし、月の星座やアスペクトはフラワーエッセンスを選ぶときにかなり重要な要素ではあります。

無意識にあらわれる行動やパターン、感情の傾向だからです。

 

★月と4元素

簡単に月の星座を4つの元素で考えてみましょう。

 

出生の月の星座が

 

火・・・活動的・家にじっとしていない・感情的になりやすいがあっさりしている。

 

風・・・クール・神経質なところがある・人との関係に距離感が必要・よくしゃべる。感情が自分でわかりづらいことがある。

 

水・・・まわりの環境や人と融合しやすい・影響を受けやすい。感情的な共有を求める。感情的にもなりやすい。

 

土・・・のんびりしている・保守的なところがある・変化が苦手。体感的な反応が先にくることがある。

 

 

かなりおおざっぱですが、自分の月の性質を考えるときに自分が7歳以下の子供のときにどんな性格だったのかを考えてみるとそれがあらわれていると思います。

 

しかし、大人になってから子供のときの自分を客観視できないのでわかりにくかったりします。

 

年齢域というのは環境も関係するのでしょうか。自分の場合の例ですが、

私は7歳までは実はわりと高松でも都市部に住んでいました。8歳以降のちょうど水星の年齢域から田舎へ引越しし、環境も学校の同級生たちの態度もかなり変化しました。

私の月は風で水星は土です。月・風の時期は都会的な環境で、水星・土の時期は田舎でのんびりした人たちに囲まれて・・というのは面白くもあります。環境が性格を作るように。

 

月が風だったので、自分ではわかりませんが、それなりにしゃべるので忙しい子供だったかもしれません(笑)

 

 

★月と植物

 

月に関連した植物は薬草では少ないようです。

 

性質としては

・冷たく湿っている

・夜や月との関連のある植物(出産や女性のケアに用いられるものも多い)

・陰の働きがあるもの

・反射するような部分やシルバー・白といった色

・変化しやすいもの

 

 

バック(バッチ)のエッセンスでは

 

スターオブベツレヘム

ハニーサックル

 

とかあげられるかもしれません。

スイカズラは金銀花という別名もありますね。

 

月には過去や記憶という要素もあります。そのあたりからもこの二つは関連しているようです。

 

 

他には

 

日本の花では

 

ススキ

ユウスゲ

マツヨイグサ

 

夜に咲く月下美人カラスウリも関連しそうです。

 

 

FESでは

 

イブニングプリムローズ

マグワート

ゴールデンイヤードロップ

マリポサリリー

デューンプリムローズ

 

あたりが考えられます。

 

マグワートは学名からも月の女神アルテミスとの関連もあり、葉っぱや全草の姿が変化するところから、月の変わりやすい姿とも関係はありそうです。

 

 

月に関する花のエッセンスを使うのはどういうときかというと

 

・過去や子供のときの感情や傷をケアするとき

・直観力を高める

・感情を流す

 

 

 

というときになりそうです。

 

 

★月のアスペクトや星座からバランスさせる

 

 

月にアスペクトがたくさんあったり、蟹座、牡牛座にある人は影響が強くでます。

 

月と対になる太陽と比べてみましょう。

 

月のほうが強い感じがするようなら、バランスさせるエッセンスを選ぶことができます。

 

 

【月星座から考える】

 

自分の月がどの星座にあるのかみてみましょう。

そこから上記に書いた火・風・水・土の要素でエッセンスを考えてもいいし、星座ごとの性質から考えられる花を選択することができます。

 

いまのところ何座はこのエッセンスという選び方はできません。自分にとってこの星座はこの花かなと思うものを選択してみてください。

 

水の性質をもっているのなら、影響をうけやすいということでピンクヤロウやヤロウ、セントーリを選ぶことができます。

 

星座の支配星から考えることもできます。

 

牡羊座にあるのなら、支配星は火星なので、火星の要素のあるフラワーエッセンスから考えたり、その要素が強すぎる感じがするのなら、動きすぎているからゆっくり落ち着くような土星木星のような要素のある花を選ぶことができます。

 

 

アスペクトから考える】

 

実際アスペクトがあれば、どの惑星の影響を受けているのかみることができます。

土星天王星海王星冥王星のハードアスペクトがあるといろんな点で感情や傷つきやすさに影響をうけていると思われます。

 

調和させるために月とアスペクトされている惑星のそれぞれのエッセンスを組み合わせてもいいでしょう。

 

 

 

 

月は傷つきやすさや反応というキーワードがありますが、

 

人と話したり、メールしたり、何かを見たり、聞いたりしているときに自分がグサっと思うような反応を示すとき、自分の中の月が反応しているといえます。内なる子供ともいえますが。

 

これはとても手がかりになります。

 

自分が何に対して反応しているのか

 

 

あと母親も示すので、母親との関係性からこんなところで反応するということもあります。

また、母親としての自分も月はあわらすので、母親としてこう振舞っているというパターンもみることができます。それはいわば自分の母親からもそう振舞われたということでもあるのです。

 

マリポサリリーを服用するとよく昔のことを思い出したり、嫌だった思い出が出てくるということがあります。月に関連するエッセンスを服用することで過去と向き合い、無意識だったところに光をあてて、統合していくということができます。

 

それをおこなうのはとてもデリケートな作業なので、ヤロウ系のエッセンスを服用しながらとか心理療法と併用しながらなどサポートを受けながらがお勧めです。

 

自分自身もある程度余裕があって、自我が安定しているときにおこなうとよいと思います。

 

 

月星座に対して自分にあった花がもし見つかれば、わりとタイプレメディー的な働き方をすると思います。

気分や体調も関係するので、ちょっと調子が悪いときに服用して元気になるということもありそうです。

ぜひ、手がかりにして探してみてください。

植物と人の関わり方(万葉とバリ島)

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10/13に奈良でフラワーエッセンス療法学会主催のイベントで万葉植物を観察するため、万葉植物についての下調べをしています。

 

 

そこでいろいろ驚くことがありました。

 

万葉集には植物を詠んだ歌がかなりたくさんあるのにもかかわらず、花そのものを愛でるような歌が非常に少ないということです。

 

しかし、その背後にはどれだけこの時代の人々が生活をしていくうえで植物を使うことがかかせないものだったか、どれだけ植物を活用していたかということが浮かび上がってきます。

 

 

先月、私はバリ島へ行ってきました。

そこでは植物が日常の中にとけこんでいました。

車で走っていると、日本や欧米のように家のまわりに花で飾ったり、ガーデニングっぽいお庭づくりをしているところはほとんどなさそうです。その代わり作っているというよりも適当に生えている植物や花はからみあいながら、そこにある感じ。そしてどの家もプルメリアの木があります。

 

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バリ島はヒンズー教で日々、お供えものに花が加えられ、お祈りするときにその花を使います。

たいていはプルメリアの花を使っていました。毎日欠かさずプルメリアの花を使っているということになります。花を指ではさんで、お香の煙にくいくいっとくぐらせて、指先にはさんで、祈ります。

そしてその花はさっと自分の髪に挿すのです。このしぐさを当たり前のようにみなおこなうのです。

 

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儀式やお祭りのときは竹で編んだお飾りを作ります。お供えやお飾りはどれも自然の植物を使います。

儀式に参加したときに、葉っぱが足りなかったのか、女性がそのへんに生えている葉っぱをいくつかちぎって、追加しているのを目にしました。そのくらい当たり前に利用しているのでしょうか。

 

ここでは年中花が咲き、実のなる木はいたるところにあり、自然が身近にあることが当たり前です。

バリ島の暦の中で植物の神様に感謝する日というのがあるそうです。

年に何回あるのかわかりませんが、その日は植物にお供えをして、感謝をささげるそう。

 

 

植物に対して、感謝の念があるのは日常の中でなくてはならない生活をしているからです。

そんな意味では今の日本は植物がなくても暮らしていける(機能的には)かもしれません。

 

 

万葉集には食物だけでなく、衣服、染色、日常に使う道具、薬、装飾具などほぼ自分たちで植物から作って使っていました。もともとは植物が原料のものはたくさんあるにしても、採取から作る過程まで使う人がおこなうことがないとなると直接的に感謝の念はわきづらいかもしれませんね。

 

 

植物は適切に使われ、役に立ち、さらに感謝されることでより生命力が増したのではないでしょうか。

 

人でも誰かの役に立ち、感謝されることで存在価値が高まります。

 

 

花を愛でるというのは桜や梅のようにあでやかなものは気持ちが高ぶったかと思いますが、自然というものが当たり前にありすぎて、わざわざ愛でるということが意外と万葉の時代には少なかったのかもしれません。

 

植物は使われることが普通だった時代、しかし本来他の生命のために適切に使われ、その役割を果たすことで、お互いに生かしあっていたともいえます。

 

今よりも自然に対して感謝していたであろう日本人。

 

今は逆に自然を破壊、汚染しつつありますが。

 

 

「かづら」って何だろうと調べていたら、頭にかぶるカツラはここからきているようです。

昔の人は植物の枝を頭に飾って普通に歩いていたんですね!スイカズラとかもそのひとつ。

柳は特に好まれて、柳かづらの歌が万葉集にたくさんあるのです。

柳の枝を頭に巻いて歩いてた?面白すぎです。

 

 

そういう植物の活用っぷりが万葉集には満載というわけです。

 

 

 

 

 

 

占星術をフラワーエッセンスに取り入れるには・4大元素

惑星の年齢域以外に誰でも取り組みやすいのが火、風、水、土の4大元素だと思います。

 

自然界の中には4大元素が見られるし、12星座も4つの元素にわけることが出来ます。

 

 

出生チャートを出したときに自分の太陽以外のすべての惑星もどの星座に入っているのかわかります。

それを4つの元素にあてはめていくのです。

 

火は牡羊座、獅子座、射手座

風は双子座、天秤座、水瓶座

土は牡牛座、乙女座、山羊座

水は蟹座、蠍座魚座

 

 

それにより、自分の性質にどのようなバランスでこの4つの元素が配置されているのかみていきます。

人によってはまんべんなく入っている人もいるし、偏りがあり、どれかが多く、どれかが少ないという場合もあります。太陽、月、水星など個人の性格にあらわれやすい要素の惑星が特にどの元素が多いかなどもみることが出来ます。

 

 

以前私が学んだスクールでのフラワーエッセンス研修では、どの元素が多いかで4つのグループに別れて、植物の中の元素について話し合うという実習をやり大変面白かったです。

 

 

同じ元素が多い者どうしのグループに別れるだけで、その元素の特徴がグループの中にあらわれてとてもわかりやすいのです。なるべくまとまった人数がいたほうが面白いですね。

 

 

自分の中にどんな要素が多く、どんな要素が少ないかを知ることで自然界の元素を理解しやすくなります。

 

 

私は実は火の元素がゼロです。

土と風が多く同じくらいあります。

しかし、主要な惑星は風が多いので性格的には風が優勢にみられると思います。

 

 

なので、風の要素をバランスさせる、火の要素を補うということで植物を考えることができるかもしれません。

火は自分の中にないので、ないものを必ず補えばよいかといえば場合にもよるかと思います。

ないからこそ異質に感じることもあるからです。

 

でも本当は火の要素がまったくないかといえばそういうわけでもなく、育てていくことはできるように思います。火の要素の強い人のそばにいたり、火の要素の強い土地で過ごしたりしていると少しずつその要素を取り入れて安定してくることがあります。

 

 

あと4つの元素は四季の中にも見られます。

 

乾燥が続いて寒いと土と風の要素が優勢になり、雪が降ると水の要素が加わります。

季節によっての感じ方も個々に違うのは自分の中の4元素のなじみ方とも関連しているのではないでしょうか。

 

春になるともっと風は強くなる傾向があり、寒暖の差が大きくなります。

それによってもともと風傾向が強い人は不安定になりやすくなるかもしれません。

 

 

フラワーエッセンスはこうした四季の中の変化や個人の性質(4元素)の傾向によってチョイスすることもできます。

 

特定の星座が強い傾向がある人はその星座を象徴するものに近い花を選択することもできると思います。

 

 

前の記事に書いた12ヒーラーの花は12星座と対応させているものもありますが、どうかなというのはあります。地球上の花はもっとたくさんあるので他の植物のほうが近いものがある可能性があります。

 

 

ピーター・ダミアンの本によるとバーベインが獅子座になっていますが、非常に獅子座的な植物というと日本人ならヒマワリを連想させるでしょう。

 

 

そんな風に占星術とあわせながらフラワーエッセンスを服用するなら、出来れば選択肢は多いほうがよいように思います。

 

 

FESは比較的、アルケミーとして4元素を意識し、それらの傾向を強くもっている花のエッセンスが多くあります。

土地の傾向としてイギリスは雨が多く、カリフォルニアは暖かく、雨が少ないというのがあり、生育されている植物も偏りはあると思います。

 

 

それもあり、個人によってメーカー(生育地)の相性みたいなのがあることもあります。

 

 

 

フラワーエッセンスを学んでいる人にとって4元素はとても基本になるものなので、知っておいていいと思います。

 

 

 

 

占星術をフラワーエッセンス療法に取り入れるには

エドワード・バック(バッチ)医師の書き残したものに12ヒーラーと生まれたときに月がどの星座に位置していたかを関連づけているようなことを書いています。

しかし、バック医師は確信がもてず結果的に関連づけてはおりません。

 

後にピーター・ダミアンによって書かれた「バッチ・フラワーレメディーの占星学」では12ヒーラーの花を12星座に振り分けております。

それによってトリートメントレメディーを作る作り方も書かれてはおりますが、簡単なあてはめのようで、疑問に思うところはあります。

 

 

象徴というのはそれほどはっきりした形はないため、ひとつの花をとってもそこに金星的な性質も見られるが、木星的でもあるという風に100%これというあてはめ方には無理があるからです。

 

また占いのように生年月日からあなたの花はこれ!とはっきり出されるのも異議があります。

その花と本当に相性がいいかどうかは服用してみなければわからないからです。

 

まるでコンピューター診断であなたにぴったりのお相手はこの方ですと言われるようなもので、どう感じるのかは生身の人間であれば違うこともありえるのです。

 

 

そうしたことを考えると占星術を参考にしながらフラワーエッセンスを服用するには、必ずしも簡単にはおこなえないと思います。

 

 

占星術のチャートは個人の魂の地図でもあります。いわば道具のひとつ。

そのチャートの通りに生きることが目的ではありません。

自分がどんな傾向にあり、どんな可能性があるのかを知り、それを越えていくことも視野に入れることができます。

 

 

バック医師はこんな風に書いてます。

 

占星術師は惑星を重視し過ぎています。というのも、人が自分らしい個性を保ち、自らに忠実でいたら、惑星や外部の影響を恐れる必要はないからです。レメディーは、私たちが自分の個性を保ち続けられるよう促すものです。人が直接惑星の影響を受けるのは、成長の早い段階にしかありません。ひとたび愛を養うならば-その愛が仲間に対する心からの慈愛であるなら-私たちは自分に影響を及ぼしている惑星から自由になれます。そして、運命という限界をなくし、どんなことがあっても自分だけの人生という船の舵取りができるようになるのです。』エドワード・バッチ著作集・12ヒーラーズ113P BABジャパン

 

 

まずは自分のチャートを出してみて、基本的な占星術の本を照らし合わせながら、自分の傾向をみてみます。その中で自分の人生の主要なテーマとなる惑星や星座、ハウスは何かなど強い影響のものや弱いものを考えてみましょう。

 

 

進行や経過については複雑になるのでもう少し勉強してみないとわかりにくいですが、惑星の年齢域をみるという見方もあります。

 

人生のどのあたりにいるかでその期間の簡単なテーマや傾向性がわかります。

 

例えば、少し前に記事を書いた木星は中年期にあたります。

 

そうすれば自分の出生の木星がどこに位置しているのかをみます。

 

木星の一個前の年齢域である火星と大きく星座も変わっていれば、中年期に入りがらっと変わった傾向が出ている場合があるでしょう。

 

 

自分は木星の領域をどのくらい使っているだろうか、あるいは意識しているだろうかということも考えます。

木星の入っているハウスやアスペクトにより、どういう風に木星を自分が使っているのか検討します。

こう使っている傾向があるともいえるし、こう使える可能性があるともいえます。

 

その上で中年期である自分をよりよくしていくためのものは何かをキーワードなど書きとめていきます。

 

 

そのキーワードから膨らまし、花の形をとらせるとしたらどんな花であるのか、さまざまな内なる対話によって導いていきます。必ずそこはキーワードのみで選ぶのではなく、自分に出来る限りフィットされる花の存在であることが重要です。

 

 

どんなときもそこには内面の対話を必要とします。

 

 

『本当の知識というものは、必ず心の内側からもたらされるものだ。魂との静かな交流によって授けられる。』エドワード・バッチ著作集 50p

 

 

そうして選ばれた花のエッセンスを服用することにより、その惑星の領域は意識化されます。

 

 

ツールを使っても使わなくても、内面でのプロセスなしでフラワーエッセンス療法で変容していくことは難しいのではないかと思います。