夏は果物が豊富にあり、うれしい時期ですね。
私はサクランボとかスモモが大好きなのですが、
今年は産直にとても小さなスモモがいつも出ていて、すごく安いのでつい買ってきては
たくさん食べています(^^;)
びわより小さいんですよ。大き目のサクランボのような。
Bachのエッセンスであるチェリープラムの実もこのくらいの大きさっぽいので
スモモを食べるとチェリープラムのことを考えます。
バラ科には果実になるものが多いですね。
サクランボ、スモモ、ビワ、モモ、リンゴ、ナシ、アンズ、イチゴ、ブラックベリー、ラズベリー
ゲーテ・シュタイナー的観察での参考となるマーガレット・コフーンさんの
「植物への新しいまなざし」にバラ科の果実というページがあります。
そこにはまずブラックベリーについての解説があります。
少し緑っぽい果実のほうをみてください。
つんつんした突起がみられます。
これは果肉の集合体です。
コフーンさんは「複合サクランボ」であると書かれています。
プラムやモモ、アプリコットなどは果肉部分と茎をサクランボよりも膨らませた状態と
指摘しています。
イチゴは膨れた茎であると!!
ちょっとサクサクした感じもありますしね。
リンゴ、ナシも固くてシャリシャリしています。
これらはローズヒップもそうですが熟れて瑞々しいものと違って
いつまでも茎にぶらさがり、地上的な力が働いているということです。
サクランボはとくに鳥たちの食べ物となるので天との関わりになるということです。
つまりは固い果実ほど大地の力があり、やわらかい果肉ほど水の力が働いていることがわかります。
サクランボやスモモ、モモのジューシーな感じは
私たちの乾きを潤します。
それは水の力によって。
チェリープラムにある水の力はどんな風に働いているでしょうか。
ジュリアン・バーナードさんは実についてこんな風に書いてます。
チェリープラムの実がなると、果汁の多い、甘くて美味しいサクランボになりますが、その色は黄色からオレンジ色、プラムのような赤い色までさまざまで、一貫した標準色はありません。チェリープラムの状態には、正常な境界を歪ませる非物質世界からの圧力があり、この圧力が、日常生活に確実性をもたらしている抑制力を壊しているのです。「植物のかたちとはたらき」ジュリアン・バーナード
非物質世界というのはアストラルのことでしょうか。
また、ルドルフ・シュタイナーはサクラと月を関連づけていて
丹羽敏雄さんの「星々と木々」にも書かれています。
本来種子となるプロセスは燃焼で、火のエレメントが優位になるのですが、
瑞々しい水気を含む果実が種を包むというのは水のほうが優位になるわけです。
それについて
それは成熟の拒否であり、未分化な生命力に留まろうとする力です。それは太陽の作用が月によって閉じ込められていることの現れです。
「星々と木々」丹羽敏雄 涼風書林
と説明されています。
ふーむ、どうでしょうね。
ただ、サクランボのイメージって「若い」とか「甘酸っぱい初恋」みたいなイメージありますね(笑)
若いときの瑞々しさとつながるのでしょうか。
サクラもチェリープラムも同じサクラ属になるので、そのあたりどうでしょうか。
FESにチェリーのフラワーエッセンスがあり、それは若いときの経験との関連があります。
チェリープラムは若いときとのつながりはないけど、水の要素がどのように働くのか
まだいまひとつつかめていません。
ただ、私だけのことかもしれませんが、サクランボやスモモって食べだすとなんか止まらなくて、チェリープラムのエッセンスが依存的な食事の傾向から抑制できるようになるのをこれまで取った経験や他者の経験からあるなと思うので、
少しこうしたことにも関わっているのかもしれません。
このように同じバラ科でもエレメントの違いがあるのだということを
果実をとおして考えてみるのも面白いと思います。
だけど、最近バラ科の果物を食べるとアレルギーが出る人がいるので
あまり食べられない人は可哀そうだなーと思います。美味しいので。。
でもいつそうなるかわからないので、食べ過ぎないようにします(^^;)
参考文献
「植物への新しいまなざし」マーガレット・コフーン 涼風書林
「植物のかたちとはたらき」ジュリアン・バーナード
「星々と木々」丹羽敏雄 涼風書林
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ロータスを観察し、室内にてシュタイナー的な手法のアートワークや
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