身近な植物の観察というのはいろんな疑問を持ってみるところから始めるとよいと思う。
以前、佐野藤右衛門さんの本を読んでいて、土の具合をみるためにコスモスを植えるとよいというのがあった。
コスモスがこのくらいの高さになったら土が肥えてきた状態やとか。
うちの近くでは畑でやたらとコスモスを植えている。
じつはれんげのように土のためだったのか。
確かによくみると2mくらいの高さになっているコスモスもあれば、1mくらいのもあり、高さが一定ではない。
これが彼岸花であれば比較的みな同じ高さに揃うことが多い。
コスモスと土との関係はもっと調べないとわからないけれど、
そのような観点からコスモスの高さ具合をいろんなところで観察するのもおもしろい。
そしてよもぎであるが、日本の蓬は花が咲くとこのように特に花が大きいわけでもないのに、横たわった状態になりがちである。
FESのマグワートの写真をみるとりっぱに立っているんですが・・・。
茎はとても柔軟でやわらかい。
確かに花の数は多いけど、立って居られないほどではなさそう。
この茎のやわらかさになにか意味がありそう。
そして一方では同じ頃、花が咲く帰化植物である背高泡立ち草は起立状態をしっかり保ち、整列しているかのよう。
茎が非常にしっかりと固いのだ。
揺らがない芯の固さ。
蓬とは対照的である。
秋のつゆくさは双子ちゃんが大量にいる。
目につく高さで誘っている。