映画からみる子供のアーキタイプ4「自然児」
うってかわって今度の子供は「となりのトトロ」のメイちゃんです。
どっからどうみても、彼女は「自然児」
「キルドレ」と正反対(笑
子供のもっともポジティブな姿です。
『自然の子供』というアーキタイプです。
自然児はとにかくストレートでパワフル、エネルギッシュ。
そして自然とのつながりがひじょーに深い。
メイちゃんがトトロとすぐにつながるのは当たり前なのです。
動物や自然が大好きな子供たちはみなあてはまります。
宮崎駿自身が野生児だったのかもしれません。
彼の作品の中で「未来少年コナン」というテレビアニメがありましたが、文明の進んだ未来の中で古代人かと思うほどの野生児コナンのミスマッチが当時はびっくりしましたね。
彼の武器はその強靭な身ひとつ。
メイちゃんが進化していくとポニョになるのかな。
子供特有の強い1チャクラを持っています。
いやいや今でもそういう子供いますよ。知ってますわたし(笑
一方で文明づけの現代、自然育児やロハス文化の影響で自然に育てられる幸運な子供たちもいます。
きっとトトロも大好きでしょうね。
その原型はハックルベリーフィンやハイジにあたるのではないでしょうか。
ハックは自然児であるがゆえに自分の家庭をもちません。
自由人でいたいのです。
自由でいたい・・それが自然児たちのもっとも要求するものです。
花でいうとどのような花でしょうか。
エネルギッシュで強い花というところで「ダンデライオン」などあてはまりそうです。綿になって自由に最後は飛んでいきます。
ジニアやワイルドローズはどうかな。
生への情熱という点では野ばらはいいかも。
「となりのトトロ」は生きることの喜びを表現した作品だと言われたりもしていましたが、「生きる」=「楽しい」という子供時代を経験できると大変幸せですね。