フラワーエッセンスではないのですが、前回のアロマトピアの記事からの関連で、土星外惑星と精油について思うことです。
ワンダ・セラーさんの書かれた本では月の精油にクラリセージが入っています。理由としてはおそらく、ホルモン様のスクラレオールなど女性の疾患、出産に役立つ成分が含まれていることが大きいかと思います。
しかし、月の要素をあげてみると
・回転数の早い惑星であるため、成長が早い、短い周期の植物
・湿り気や冷たい性質をもつもの
・繊細で傷つきやすい
・気分・感情と変わりやすさ
・習慣やパターンなど無意識化しているもの
というところです。
クラリセージは月の子供のような性質からは少し離れた感じがありますが、女性のもつ感情の起伏という点からはあてはまらないでもありません。
しかし、それはどちらかというとカモミールのほうが適切です。
クラリセージの香りはとても奥深く、イマジネーションを刺激します。
この精油を使用した後は運転はしないように注意書きがあったりしますが、香りに酔うような気分になります。
その高揚感があるため、抗うつ作用があるとされてきました。
「clarus」明晰なという意味を持つことと種からとった粘液を目の異物を取り除くのに用いられていたなど、目や視界、6チャクラとの関連も高いです。
それは赤紫色をした花からもわかります。
パトリシア・デービスさんの本からもアルコールといっしょに使用すると悪夢をみてしまう可能性があるとか夢を鮮明にしたり、思い出しやすくしてくれるというふうに書かれています。
とても個性的な香りをもっているので、好みもわかれます。
それも月の精油のなじみやすさというところから少し離れた感じがするのです。
また、クラリセージは一年草ではなく、見たことがある方はご存知かと思いますが、とても大きな植物です。また、多年草です。
香りの内的な奥深さ、植物そのもの、精油の作用などからむしろ海王星のほうが近いと思います。
安珠さんの本でもクラリセージは月、水星、金星、海王星としてあげていました。境界線がなくなるような感じはとてもありますね。
海王星の精油は他にはロータス、ブルーロータスも含まれるのではないかと思っています。
月も海王星も無意識との領域のつながりがありますが、違いとして
月は個人のすでに習慣化あるいはトラウマ化して無意識になっているもの
海王星は集合無意識(惑星の速度が遅いものは世代での傾向をあらわすことがあり、共通する無意識の傾向がある)あるいは未開発の精神領域
と私は理解しています。
クラリセージは芸術家の方などインスピレーションを高めるのにもよいそうですけど、それは広い無意識の領域から拾い出してくる作業でもありますね。芸術家だけではなく、人々の意識を無意識に読み取って仕事に活かしていくことも出来そうです。
そういう意味ではやっぱり海王星が近いような気がします。