オリンピックとか見ているとアスリートたちのメンタルの強さは半端ないですよね。
これは私たち一般人にとっては、かなり訓練や経験、コントロールしていかないと難しい領域です。
とはいえ、人生の中で大きな打撃や逆境は誰にでも起こり得ることです。
最近、やはりストレスが大きすぎてダメージがなかなか回復できないということもよくあるので、そうしたメンタルトレーニングや心を強く保つことについての本が見かけられます。
私もあるメンタルトレーニングの本を読んでいるのですが、その本には
メンタルトレーニングとは自分が使っていない潜在的な能力を引き出すためのものなので、そのエネルギーを作るにはマイナスのエネルギーを作ってから、それをプラスにすることで、発揮されるそうです。
つまりは追い込まれたり、逆境にあったときのほうがとんでもない力が出ることがあるというのと同じようなもののようです。
通常はそこでもっとネガティブになり、自滅するパターンが多いのですが、そこをプラスに転化できることがタフであるというわけです。よくアメリカの映画やドラマではそういうことがありますが・・。
面白いところはポジティブなエネルギーだけではタフにはなれないところ。普通に考えると成長するには困難な状況を切り抜ける必要がありますが、一般的な成功哲学ではポジティブなイメージを持ちましょうと言われています。しかし、これはある程度の段階、自我の強さがあってのことで、不安なのに無理にポジティブなイメージを考えるのは逆に不安の要素を大きくし、よくない方向へ導かれてしまいます。
本当のタフさは困難な状況を無理なくポジティブにとらえられる精神でしょうね。
光を引き出すには闇の力がないと無理なのです。
光だけ引き出そうとすると闇が大きくなるばかり。
メンタルトレーニングでは失敗やうまくいかないことがあって当たり前、それを経験した上で成功のための完成度をあげていくのです。逆にいえば失敗をしないといけないのです。
失敗をしないようにと育てられた人はそうしたプレッシャーには弱いのですが、失敗は想定内として受け入れるとしたら気が楽になりそうです。
なにか大きなストレスがあったとしても、それをバネにあせらず、やりたいことに向かってやれることをやるしかありません。
ふとそれを植物にあてはめたらと考えると、こんな植物が逆境のときに役立ちそうです。
・過酷な環境に生育する。
・どこでも生き抜く強さのある植物
・実際、免疫強化、神経強壮作用がある。
・長く成長し続ける。
・光と闇のバランス
私にはこの条件にあてはまる植物がひとつすぐ思いつきました。
ドクダミです。もうメンタルタフネスという名前でもいいくらい(笑)
自然界にある植物はどれも強くてたくましいのですが、やはり様々な環境汚染などにより、絶滅危惧種となる植物も多くあります。一方どんなに汚染された環境でもたくましく蔓延るものもいます。
ドクダミはまさにそうですね。名前やイメージのとおり、マイナスなイメージやエネルギーが感じられますね。でも花は白くて十字の形をして、光を感じます。
免疫系に働く植物ではハーブのエケネイシャも当てはまりそうですね。
先日、更年期のケアで「ライフサイクルとフラワーエッセンス」ということで移行期に使うエッセンスを紹介させていただきましたが、その中でバックのスイートチェスナットを紹介しました。
スイートチェスナットはエドワード・バックが最後に作ったフラワーエッセンスです。
クリの木ですが、ヨーロッパでは非常に樹齢の長い樹木のようで、すごい幹をもつ木の写真をよくみます。
イギリス、キューガーデンのスイートチェスナット
梅雨のころ(夏至に近いのである意味太陽・光を多く吸収している)に白い長い穂のような花を咲かせます。
スイートチェスナットは魂の暗闇や絶望的な状態のときに・・みたいな定義を書かれていて、実はあんまり服用してなかったエッセンスのひとつです。ワークショップに出かける前出してみたら、一度も封をあけていませんでした。そこまで絶望的な状態じゃなくても、前に進めないと感じたときややろうとしているプロジェクトに行き詰りを感じているときにも服用してみてもよいかと思います。
前にメルマガで映画「ゼロ・グラビティ」はワイルドローズのテーマがあると書いたのですが、あの映画は逆境がテーマでこのスイートチェスナットもかなりあてはまるなあと思います。とくに主人公が絶望的になってあきらめていたときにみた光により、それまでのマイナスをプラスに転化して、ありえない力を発揮していくところなどぴったりです。スイートチェスナットはこのメンタルでのマイナス経験があって、開き直り、ありえないパワーを発揮する、つまり超越することにつながります。
闇の力を使って大きなパワーにすること。
けっして、フラワーエッセンスを服用したからといって、メンタルがタフになるわけではなく、メンタルがマイナスの方向へと行き過ぎないようにバランスをとったり、光をみることを助けたりしてくれる存在かなと思います。アスリートたちもフラワーエッセンスを知って、使ってもらえればいいのに・・。
夏至とは逆に冬至のころに咲く花というのも闇と光のバランス関係があるので、あてはまるかもしれません。
ビワの花とか。
また、桜も年数がたつと、幹が黒く、花の白さとの対比が出てきますが、もともとヒマラヤ原産であったかもという桜が日本に渡ることによって、風の強さに対応するため、しだれるようになり、冬の寒さを経て、春に咲くよう冬眠のシステムへと移行されたのは環境に対して適応するように変化したことが考えられます。
それも環境の変化に対応するため、浄化や移行に役立つ要素がありそうです。
日本はわりと四季がおだやかにあるほうですが、ずっと砂漠とか冬にマイナス何十度になるとか、過酷な環境は外国にはたくさんあり、そうした花も変動期のいま使っていけるものがあると思います。
ちなみに占星術だと太陽、火星、土星、天王星、海王星、冥王星あたりが自分の力をよりパワフルに変容していくための鍵となる惑星になりそうです。ありえないパワーを発揮するのは冥王星的かしらね。