キンミズヒキ・・北、南、イギリス
ちょっとボケ気味ですが、北海道でみたキンミズヒキです。
北大植物園にて。
なんだか花の大きさも小さ目な印象で、かわいらしい。
根っこにユリネのような白いものがついていてそれを赤痢など
お腹が痛いときに用いるそう。
写真は種で、かぎがついたような形になります。
これが人の衣服にくっついて運ばれます。
根っこに蓄えられるのはデンプンで、
ジュリアン・バーナードによると
デンプンは代謝の産物なので、人生の過程、言わば経験から得られるものを象徴しています。
と書かれています。「植物のかたちとはたらき」より。
一方こちらはイギリスのバッチセンターでみたセイヨウキンミズヒキ。
アグリモニーです。
非常に茎の部分が太くなり、長く真っ直ぐ伸びています。
「教会の鉄塔のような穂」というバックの表現の通りです。
たくましい感じで、全体に日本のものよりも大きいです。
先端が少し曲がるのは日本のものもイギリスのものも同じ特徴のようです。
西洋ではアグリモニーは今でもハーブ療法として、皮膚疾患や消化器系の調整のために使われています。
こちらは四国、高松でみかけるキンミズヒキ。
北海道のものとまた少し違う感じですね。
本州のキンミズヒキはおそらくこんな感じです。
同じ植物でありながらも、場所によって
印象が変わってきますね。
参考
「英国流メディカルハーブ」リエコ・大島・バークレー 説話社
「バッチのフラワーレメディー・植物のかたちとはたらき」ジュリアン・バーナード frp