少し前にゲーテ・シュタイナー的植物観察のための書籍が発行されました。
タイトルは「ゲーテとシュタイナーに学び観察法 植物と語る 公然の秘密の扉」
カラー写真もあり、とてもわかりやすい本です。
比較的シュタイナーは難しい・・と思っている人にも専門用語をあまり使わず
シュタイナー派の芸術療法の視点からこれまで吉澤さんがされてきたグループでの長年の植物観察について書かれています。
私はFESで2000年にインテンシブセミナーに参加したときにはじめて
ゲーテシュタイナー的な植物観察について知りました。
そのときにアートセラピーの先生もいらしてシュタイナー的なアートワークもおこないました。
アントロポゾフィーではこうした体験の積み重ねによって、開かれる感覚を大事にしていてそれをオイリュトミーや音、アートなどで表現することを促します。
フラワーエッセンスでは花の本質を学ぶのにこうしたプロセスはとても役立つものだと思います。
しかし、必ずしもシュタイナーの書物を完全に理解し、シュタイナーの学びを極める必要はありません。
FESはその中でユングのアーキタイプの理論やアルケミーの要素を取り入れています。
これらはシュタイナーの書物の中にはありません。
さらに言えば植物は何にもしばられるものではありません。
あるのは私たちと植物との間でおこる何かが肝心なのです。
その参考になるものが古代の人々や先住部族たちが培ってきた自然との関わりであり、
叡智ではないかと思います。
毎年、フラワーエッセンスのための植物観察会をおこなっていたのですが、
野外だとその場の観察のみで終わってしまうため、オンラインでの継続講座で
自分の身近にある植物を観察しつつ、フラワーエッセンスについて学ぶという講座を作りました。
オンライン・フラワーエッセンスと植物の学びを深める植物観察全5回
内容
1 土 植物観察のための12の窓 ありのままを観る。思い込みをはずす
フラワーエッセンスとは何か 花・自然とどう関わるのか
手元にある花をそのまま観察してみましょう。(タンポポ、カラスノエンドウなど)
2 水 感じるということ。色を感じる、音を感じる、言葉を感じる、
香りを感じる、手の感覚で感じる
味を感じる フラワーエッセンスを感じる
色彩とフラワーエッセンス
観察したい植物に近いフラワーエッセンスを服用し始める。
3 風 法則性を見出す、自然界の様々な法則、植物の科ごとの特徴、
メタモルフォーゼ、自然界の全体性、多様性を見渡す
人間の成長と変容にフラワーエッセンスはどう関わるのか
4 火 内なる直観・創造性と出会う 内面の観察の目を育てる
花のアーキタイプと人間のアーキタイプ
夢・無意識との取り組み 表現を模索する
5 シェアリング 観察した植物についてシェア
日程 4/25、5/23、6/13、7/18、8/1 土曜日10時~11時30分 (延長もあります)
場所 ZOOMオンライン会議室 ネット環境とパソコン、スマホなどあれば参加できます。
定員 8名
受講費 全5回 16,800円
(2回目で申し込みフォームにて書いていただく住所へ体感用のフラワーエッセンスボトルを送らせていただきますが、そのボトルと送料も込)
インナーガーデンティアラのフラワーエッセンス個人レッスン、オンラインでのフラワーエッセンス初級以上の講座を受講の方は15,200円
申し込みはコチラから⇊
innergardentiara.jimdofree.com
実際に自然の中に出かける機会もぜひ増やしてほしいなと思います。
このブログも滞りがちですが、植物や自然についての記事を中心に書いていこうと思います。エッセイ的なものも含めて。