フラワーエッセンスの植物研究ノート

自然や植物とのつながり、フラワーエッセンスのことなど

FESインテンシブセミナーその3(2000/8/8)

授業の中盤にあるハイライトは、より標高の高い山へのフィールドトリップでした。

 グランリバッケンでもすでに花の時期が終わったものも多く、より山の高いところで多くの花の盛りの時期を見ることが出来ます。朝早くからバスに乗り込み、レイクタホの反対側へ回った山へと向かいました。

 山歩きというと私は、日本の山をおもい浮かべ、かなり大変かもと日頃の運動不足から心配していたのですけど、思ったより歩きやすい道でしかもところどころ開けていて、なだらかな斜面になっています。花のエネルギーに満ちあふれていたこともあるのでしょうけど、おかげで翌日筋肉疲労に悩まされることはありませんでした。しかし、山の高いところにはまだ雪が積もっているところが、ところどころにあったので、かなりの標高だと思います。そのわりに特に息苦しくもなく、多分日本のように湿度がないこともわりと楽な要素かもしれません。かといってそんなに寒くもありませんでした。日差しはやはり太陽に近いだけに強いものでした。

 

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 行く少し前に、TVでみた南アフリカの楽園のような野生の花畑にそっくりな風景が見られました。一度にたくさんの種類の花が咲いています。インディアンペイントブラッシュ、セージブラッシュ、マウンテンペニーロイヤル、マリポサリリー、アスター、ルピナス、わすれな草、シューティングスター、ファイアーウィードなどなど見られました。やはり野生の花を実際に見てみると写真とは大違いで、その花に対するイメージも変わってきました。ウィロウなんか日本の柳とはまったく似ても似つかない姿だし。

 

 国立公園かなんかになっているので、たくさんのハッカーたちがいて、けっこう犬づれで歩いている人も多くいました。途中に大きな湖もあり、そこでランチを食べました。こんな山歩きだったらもっと来たいなあと思いました。(多分日本での山歩きというと苦しいイメージが私の中である、急な坂道が延々続くようなイメージ)

 

 それにしてもリチャードとパトリシアのたくましいこと。

 山のもっと上のほうまで二人は、ハイペースで進んで行ってしまって、最後までついていった人はごくわずか。植物観察の宿題があるので、私も途中でリタイア。しかも帰りのバスではけっこうみんな疲れたりしたので、寝てたけどバスが着くまでの90分あまり、二人はずっとバスの中でしゃべり続けていたのでした。

 エネルギーありあまってるね。

 フラワーエッセンスをつくる仕事をするための条件として、タフでなくてはならないとも言えますね。アメリカ人は全般的にタフですけどね。

 

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 今回で残念だったことは、FESが本部をおくテラフローラを見られなかったことと、フラワーエッセンスを作る実習がなかったこと。

 野生種のものでエッセンスをつくる他にFESでは、バイオダイナミック農法で育てた植物からエッセンスをつくるものもあります。しかしそれでも花が咲いたらそれでいいというわけではなく、その花のエレメンタルが十分に着くまでに5年かかるそうです。そしてフラワーエッセンスをつくるのもかなりタイミングが重要なようで、すべてが揃わないと作らないそうです。そのあたりからFESのエッセンスの質の高さが伺えます。その花の定義も十分にリサーチしつくして初めて商品化されます。

 初めての日本人のためのクラスでリチャードとパトリシアは、日本に対する興味をより深く持ったようで日本に来たいともいっておりました。

 

 この授業を通してふと思い出されたのは、多分日本では、シュタイナーの研究をされている方の中に関わりを持っているであろう宮沢賢治のことでした。ちょうどNHKで竹中直人が宮沢先生の役で、宮沢賢治の授業を再現していましたね。あれがちょうど植物に関する授業で何かよく似たものがありました。生徒たちに植物になってもらい、感じるということを大切にしてもらったり、それぞれの種を考えてもらいイマジネーションを広げるようなやり方でした。

 

 まだまだ書ききれない部分もありますが、このクラスで学んだことはこれからの仕事に大きな変化をもたらしそうな気がします。

 日本でもフィールドトリップをしたいと思います。

 何かわからない点、知りたいことなどあれば私のほうへ質問受け付けております。

 読んでくださってありがとうございます。

 

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グリーンクロスゲンチアンとパトリシア

 

FESインテンシブセミナー その2(2000/8/8)

あんまり長くするつもりはないけれど、いかにパトリシアとリチャードの授業がすばらしいものであったかほんの少しでもお伝えしておきたいと思います。

 そして、その授業をより深いものにするために、欠かせることの出来なかった存在である通訳をされた王由衣さんについても少し触れなければなりません。彼女の生徒が参加者の中の半数ほどいるので、由衣さんの通訳にかなりの信頼をもっていました。その仕事ぶりにはびっくりさせられました。あのすごい勢いでしゃべるパトリシアとペースを同じくらいにして、即答で通訳していくのは並大抵ではありません。しかも内容が濃いし。この通訳は、由衣さん以外に考えられないくらいです。私たちは書くのがまったく追いつかず大変でした。

 

 授業は、初めのほうからいきなりアートセラピストの女性を招いてのゲーテの色彩理論と色を体験するための実習が行われました。

 彼女がついていた先生もまたシュタイナー派の絵画療法士でやり方もまったくシュタイナー的。パステルを使って虹の色を塗り、その色から花の絵を描くというものでした。描いた後後ろにずっとみんなの作品を貼っておきました。夜にはパトリシアがクライアントに描いてもらった絵のスライドをみながら、さまざまな症例を聞くことが出来ました。こうして積極的に絵を描くことを取り入れているようです。そして自分にとっての主要な花の絵を描き、その花のアファーメーションを書くというやり方もよりエッセンスの効果を強くするようです。それは私たちも最後にやりました。

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 朝、グランリバッケンの周りでもたくさんの野生の花が見られるので、何度か観察しに行きました。

そしていかに、花やその植物を深く観察するかを教わりました。花のつき方はどうなっているのか、葉のつき方はどうか、形や色、手触りはどうか、根っこはどうか、周りの環境はどうか、寄ってくる虫はどういうものか、など植物を知覚するための12の窓というのがあり、12の項目から深く植物の本質的意味を理解します。

 

その中で特にパトリシアが集めているのは、花や植物に関しての伝説や神話。

私もこのことはアロマセラピーをやっていても興味があって本を読んだりしていました。

パトリシアが持っている花にまつわる話が載っている絵本をいくつか見せてもらいました。

ほとんどネイティブアメリカンのお話ばかりですけど、とても興味深いものでした。その後も度々、花に関するフェアリーテイルを聞かせてくれました。シュタイナーの教師のための授業の中でもフェアリーテイルは重要なものです。その花のそばですごし、そこで浮かんでくるお話を書き留める、それが花から受け取ったフェアリーテイルの始まりだということです。

一度私もやってみたいです。

 

 

 

 植物に関しての2人の見方は、非常におもしろいものです。書留めきれなかったのが残念なくらい。たとえば、ミュレインという花、これは良心に関係するお花です。この花はまっすぐで背の高い植物です。そして背骨に異常のある人によいとのこと、またまっすぐに正直に立つことができないという状態の人にもよいそうです。それは天使が背骨を通して働きかけるからなのです。症例の中でうそをつくのがやめられない女性が、1年以上ミュレインのエッセンスをとることで背骨のゆがみもある程度治ったというのがありました。

 

 

 他のエッセンスをやっている人はどうかよくわかりませんが、多分FESでのやり方の特徴にもなるのではないかと思いますけど、核となる一つのエッセンスを取る期間が非常に長いということもあげられます。普通は、何か変化があらわれた時点でそのエッセンスをとることをやめるものですが、変化があらわれたということはそのエッセンスが働いているという証拠なので、それからさらにそのエッセンスをとり続ける必要があるのです。そして次の段階へと導かれます。

そうすることによってより深い変容を遂げることになります。それが4段階まであります。多分まだ日本ではエッセンスの処方をするときに同じエッセンスを1年以上ものあいだ取るように進めるケースは少ないと思います。特に飽きっぽい日本人ならなおさらです。無理に1年とか取らなくてもいいけれど、花と深く取り組むということはとても重要です。これがフラワーエッセンス療法の本来の目的になることだと思います。

 

 それから、FESのエッセンスを処方するための手がかりとなるものとして、メタレベルのアーキタイプをとらえるということも大きいものでしょう。それは感情のレベルである月のレベルから始まり、肉体面の火星のメタレベル2、魂について知ること、変化をおこす能力である水星のメタレベル3、人生の目的をあらわす木星のメタレベル4、創造性とセクシャリティに関係する金星のメタレベル5、死やカルマに関するメタレベル6、スピリット、霊のレベルである太陽のメタレベル7、そしてすべてをカバーする地球に関する、エコロジーサイコロジーであるメタレベル8まであります。けっこうおもしろいのはレベル8に関するグリーンの花のエッセンス、環境問題に取り組んでいる人のためのエッセンスというものもあるのですね。

 

 処方の組み方もおもしろいもの(同じ色でまとめるとか同じきく科でまとめるとかけっこう多いそうです)でしたけど、それを体で表現するというのもおもしろかったです。

 花の形をムーヴメントで表現することを朝、芝生のお庭でけっこうやりました。例えば、レスキュー又は5フラワーフォーミュラの五角形は人間の体を表します。東洋医学での五行陰陽説と同じですね。まず頭頂にスターオブベツレヘムそれが右足に降りて、ロックローズで固められます。そして左手へとエネルギーは流れ、左手にクレマチス、それが右手へと移動し、チェリープラムでバランスを取ります。そして左足へと流れインパェンスになります。この動きをやることとエッセンスをとることは2重の効果が得られるそうです。

 

 パトリシアは度々、さまざまな詩や祈りを合間やおやすみ前に朗読してくれます。芸術的な表現がより花に対するイマジネーションをひろげるものにしてくれるみたいです。FESのロゴマークとなっているアイリスは、よく使われるエッセンスの一つのようですが、アイリスは創造性やインスピレーションを表します。2人の授業を通してアイリスがFESのロゴになっているわけがわかったような気がします。花とより深くつきあうにはイマジネーションの扉を開けることがより大切なことなのてす。

 

 さてフィールドトリップについては次回に。

FESインテンシブセミナーに参加して(2000/8/5)

古い記事をこちらに移しました。

 

 

 

アメリカのネヴァダ州に本部を置く、FESのフラワーエッセンスのプラクティショナーのためのコースがあり、今年はじめて日本人のためのクラスがありました。

そしてそのセミナーに参加するためカリフォルニアまで行って来ました。

そのことについて書きたいと思います。

 

私が受けた、FESインテンシブセミナーの会場となったレイクタホのグランリバッケンコンファレンスセンターは、標高2000mほどのところにあり、森に囲まれ実に快適なところでした。レイクタホは、ケン・ウィルバーも一時住んでいたところだけど、ちょうど日本の軽井沢のような避暑地でリゾート施設も満載。泊まっていたところもプール、スパ、テニスコートも完備、まわりにはサイクリングコースもあり、冬はスキー場が多数あり、主にクロスカントリーが盛んなようです。

 

 施設の中にいくつかのロッジが点在しており、その内のひとつに私たちは滞在しました。セミナーを受ける教室も中にあり、芝生のお庭もすぐ出られるようになっていてとてもよい環境のもとでお勉強が出来ました。

 

 まずそこに着いてバスから降りたとき、なんともいえないような甘い芳香が立ちこめておりました。こんなに木の香りにつつまれたことはないというくらい。まわりには松とシダーの木が多くあります。しかし日本と違い、何十メートルもの高さがある大木ばかり。

 翌日は、自然の素材を使った雑貨をつくる友達に頼まれていた、流木拾いに余念がありませんでした。松の実もとてつもなくでかいこと!しかし持って帰ることは断念しましたが。松ヤニも結構採取しました。これでお香を焚いて燻せばいい香りがするかも。

 

 

 目的であるフラワーエッセンスのセミナーは1週間にわたって、朝の9時から夜の9時半(時には10時近くまで)までのハードスケジュール。とは言っても夕方に2時間の休憩があるので、その間にお昼寝をしたり、町まで降りていって買い物をすることも出来ます。

 FESのセミナーで初の日本人のクラスということで、今回の参加はスタッフを含め27名。みな個性的な面々ばかり。

 

 あと、やはり山なのでいくつかの動物たちに出会うことがありました。リスはもちろんのこと(すんごくかわいくって写真に撮りたかったけどいつもシャッターチャンスを逃している)ネズミもきっと野生なのでしょう、日本のネズミと違ってかわいいものでした。あとやはりすごかったのははじめて間近で野生の熊を見たことです。パンフに野生の熊がたくさん出現します。

 餌をやらないように、という注意事項が書かれてあったが本当に現れるとは。私が見たのは子熊でとってもかわいかったです。けっこうかなり近くで見られました。まるで「あらいぐまラスカル」に出てくる動物がたくさんいる山のホテルのようです。後で夜にフロントまで行った人が帰りに大人の熊が歩いていたという証言があったりして、当たり前にこんなに人の多いところに出てくるなんてちょっと大丈夫かと思ったりしました。

 

 さて、今回のセミナーの指導者にあたるFESの創立者リチャード・キャッツとパトリシア・カミンスキーについて少し触れておきましょう。この二人は夫婦ですが、常に会話が絶えないのでかなり仲のよい夫婦のようです。二人とも牡羊座なのでいつも同時にしゃべりたがり、行動的なところが笑えます。

 リチャードは、パトリシアの紹介によるとかなりの秀才で数学者であったのですが、会ったときはまったくフラワーチルドレンそのものの髪の長いヒッピーの青年だったようです。彼はとてもシャイなのかアメリカ人にしては、めずらしく笑いながらしゃべるという、日本人には大受けだった特徴がありました。しかも犬のような中途半端な笑い方で誰も笑っていないのに、一人で受けてしゃべりながら笑っているのがおかしいったらありませんでした。まじめな人間だけに、くずそうとしているところが伺われる彼は、ジニアのエッセンスをよく飲んでいるようです。ジニアは、子供のような無邪気な遊び心を表す花です。そんな彼もかなり大きなトラウマがあり、そういったことが影響してか人に対しての気遣いなど、日本人的な感じがして神経の細やかな人という印象を受けました。

 

 一方パトリシアのほうは、とってもパワフル。

 田舎育ちでのびのび育ったことが伺えます。彼女のエネルギーの強さにみんな圧倒されそうなくらいでした。主な講義は彼女によって進められましたけど、彼女はシュタイナースクールの教師の課程を経ていることもあり、彼女の授業はすべてにおいてシュタイナー的な要素を盛り込んでありました。それがFESの大きな特徴でもあります。多分こういった授業は、他のフラワーエッセンスのプラクティショナー養成機関には見られないと思います。彼女自身天使やディーバとのコンタクトを常にしていることはもちろんオーラなどの透視能力もあります。しかし、そんなことはごくごく最小限度しか触れられることはありませんでした。あくまでディテールの細かな観察から始まって具体的な分析を経て、イマジネーションに働きかけるというやり方を中心にします。

 

そのことが植物に対する見方、花に対する接し方を大きく変えることになりました。

もはや日本に帰っても以前のような見方ではなくなりました。

カウンセリングの進め方やエッセンスの組み合わせ方にしてもかなりおもしろく興味深かったです。

授業については次にお話しましょう。

 

 

マザー・テレサとアーキタイプの花

つい最近、BSでマザー・テレサドキュメンタリー映画のデジタル復刻版をみました。

 

マザー・テレサの映画って調べてみるとたくさんあるんですね。

 

私が見たのはリチャード・アッテンボローがナレーターをしているこれ。

 

 

マザー・テレサ ~母なることの由来~ デジタル復刻版 [DVD]

 

 

たぶん前にも見たと思う内容だったけど、やはり目が離せませんでした。

 

そして同じ人物でも自分の状態によって、見方が変わることもあるなと思いました。

 

今回、見て、とにかく彼女自身から発せられる言葉のひとつひとつがつきささるようだったりしたのですが、(何度も読んでいるようなことなのに)ドキュメンタリーは撮りかたにもよりますけど、この映画では彼女の強い信念と意志を何度もみることができます。

 

 

母性的な側面よりも常に行動する男性的な側面をみます。

行動イコールそこには「愛」があります。

 

何よりもそこに胸を打たれます。

 

彼女のマイナスとみえるような性質はどこにも思い当たりませんが、もしあるとしたら、相当な頑固さ、融通の利かなさかなと思います。それゆえに行動をおこせるのかもしれません。

 

 

カーペットくらいあったほうがいいだろうに、用意されたカーペットは不要なものとしてすべて処分したり、洗濯もすでに洗濯機が出回っている時代に修道女たちは手洗いしています。

 

自分たちは何も持たないという選択をしているからです。

 

 

インドの貧しい人たちのためだけに生きることもできたのに、彼女は世界中を飛び回り、必要な人に手をさしのべます。あの活動の幅広さからも本当に地球規模でいつも「貧困」というものを見ていた人だと思います。

 

 

彼女のアーキタイプとなる花ってどんなのかなと考えました。

 

 

意志と5チャクラを感じさせる青い花かなーと思ったり、地球(ガイア)への癒しにも関連するレディースマントルとか情熱的な献身はワイルドローズを連想させたりします。

 

 

FESのレンジ・オブ・ライトシリーズのエッセンスの中にブレージングスターという花があります。

 

日本にはない花で、ジレンゲ科というあまり聞いたことのない科の植物です。

資料によると葉に鋸の刃のようなギザギザがあり、アザミのような感じらしいです。

花は黄色でおしべが外に向けて広がって放射状になっています。星のような形をしているのでスターという名前もついています。

 

この花のエッセンスは自立した意志の力、個人性を育てるのに使われるようです。

 

意志が弱く、情にもろいため(水の要素)、境界がつくりにくく、共依存の傾向がある方に役立つかもしれません。

 

 

マザー・テレサとはまったく逆の要素ですが、強い個人性や意志の強さ、水と火のバランスという点ではポジティブな性質はあてはまるように思います。

 

 

自分でもこのエッセンスを使用したり、他の人の使用経験など聞いて、サンフラワーとはまた違う、意志の形成力を感じています。この花の中に水の要素があるので、水の要素がもともとある、あるいは現在強くなっているような状態をバランスさせながら、光となる男性性を引き出していくような働き方をするところが特殊というか、面白く感じます。

 

 

いくら書いてもまあ、よくわかりませんが、気になる方は実際に使ってみてください。

エッセンスの使用感はとても個人差があるものなので、こうなるだろうという働き方はあまりしません。

ただ、使ってみて感じたり、客観的に自分をみてみてください。自分にはどう働きかけるのか。

 

 

私には一時期すごくよかったエッセンスです。

 

 

マザー・テレサのことを考えていたら、たどり着いたのがブレージングスターでしたが、いまの日本人に意志の力を目覚めさせることはとても必要なことでもあると思います。

 

 

マザーの言葉を聞いたり、その様子をみているだけで、私にはゆるぎない意志の力に近づかねばという思いあらたにしました。もちろんマザーそのものになれるはずはありませんが、駆り立てられるような感じがしたことは確かです。

花にまつわる夢をみるとき

夢の中に特定の植物や花が出てきたことはありませんか?

 

 

フラワーエッセンスを服用している場合、そのエッセンスの影響からみる夢もあるかとは思います。

 

 

私はフラワーエッセンスを知るずっと以前から夢の中に花が何度か登場したことがあります。

 

夢の象徴に関する占いの本でそれらの個々の花について意味が書いてあるものもありますが、特定の花の象徴は個人のたましいが今どんな状態であるのか、どんなイメージやかかわりを持っているのかによって違うと思います。

 

 

フラワーエッセンスを知っている人が夢の中にエッセンスになっている花が出てきたときに単純にそのエッセンスを飲むべきと思うかもしれません。しかし、どうしてその花なのかその夢からのメッセージに耳を傾けることが大事です。

 

個人にとって花が夢に出てくるとき、なんらかのパターンがあるかもしれません。

人生の節目や何か創造的な扉を開けるとき、次のステージに移るときに出てくる・・といったいつその夢をみているのかを長期にわたって夢の記録を紐解いてみるのも何か気づきがあるかもしれません。

 

 

私はたまに自分のどんなときにどんな夢をみているのか検証をおこなったりしますが、たまにいつの日付なのかあいまいな夢日記もあり(笑)よくわからないときもあります。

 

 

例えば飛行機の夢をみたら、過去にもみたというのであれば、そのときとの関連をつけることもあります。

 

花の夢ならば、そのときの状況と登場人物はものすごく重要です。

 

 

 

★書き出すメモ

 

・日付

・夢の内容(流れ)

・キーワード(特に印象づけられたもの・特定のものや場所、人物、色、感情など)

・過去によく似たものをみたことがあるか

・夢の内容やキーワードから連想されること(前日にみたテレビや人と話したこと、感じたこと、自分の身におこっていることと関係するかなど)

 

 

 

それがどんな意味で何を伝えようとしているのかは必ずしもはっきりさせる必要はありません。

ずっと先になってわかることもあります。

 

ただ夢について客観的な記録をとるのみです。

 

その後気づいたことがあればメモしていきます。

 

 

 

花が夢の中に出てくるというのはおおまかに「花」という象徴と特定の植物や花であればその花の象徴という二つの意味があります。

 

特定の花の場合はその花と自分との関係がヒントになります。

 

 

動物や人間のような生き物と違い、花もまた生きていますが、別の存在におきかえることができません。

どちらかというと夢をみている人自身の深いところをあらわしているともいえます。

 

 

そこで、出来ることとして、

 

・その花を見に行く・切り花を買う

・その花の絵を描く

・その花から近いイメージの花のエッセンスを服用する

 

 

ということが出来そうです。

 

それがどのような経験だったのか感じてみてください。

 

 

花という象徴をいろんな視点から経験することで、花と私たちの関係はより深くなっていくのではないでしょうか。

アルニカ・スターオブベツレヘムとトラウマ

前からちょっと気になっていたこと。

 

 

アルニカやスターオブベツレヘムを使うとトラウマとなった嫌な感情や体験をまた味あわないといけないのでは、とかネガティブな状態になりそうと思って避けていることがあるようだ。

 

アルニカやスターオブベツレヘムを服用するとショックが楽になると思ってみんな飲むと思っていたら、案外逆に思っていた人もいたということだ。

 

 

また、逆にそれを使用するとトラウマとなっている状態がなくなるという風に思っている場合もある。

 

 

 

一方では軽くなると思っているのに、一方では重くなると思っている。

軽くなると思っている人は飲んでそれほどネガティブな反応をしめすことはない。

飲みたいと思って飲むのとためらって飲むのとでは反応は異なることもある。

 

 

これはアルニカやスターオブベツレヘムに限ることではない。

 

使用する人間が特定のフラワーエッセンスに対してどのような解釈を持っているのかにかかっている。

 

 

ちなみにスターオブベツレヘム精神科医神田橋條治先生もPTSDの治療に使用しており、『外傷体験を思い出したときの心の揺れる程度が軽くなるので、そのときにその問題について話しあえる』と言われている。

 

神田橋先生の治療はそのものがかなり独特で、あんまり独特なものが多いので、この人水瓶座っぽいと思っていたらやはり水瓶座生まれだった。とはいえ治療者としては名医である。

 

 

フラワーエッセンスそのものがその人の行動を変えさせたり、嫌な体験を促すのでもなく、病気を治すものではない。何度もそれは本に書かれてあったり、言われてはいるのだけど、なぜか理解されていないことがある。

 

 

フラワーエッセンスを使用するときに本を隈なく読んで選択する人は書かれてある言葉に大きく左右されている。言葉は同じ言葉を使っていても受け取る人によって解釈は異なることが多い。

 

それはメールの文章でいろんな行き違いが常々おこっていることからもわかる。

 

 

書かれてあることがすべてだとたいていの人は思うので、あるエッセンスを飲用して、書かれてある意味通りのことが何もないと「変化がない」と思う人はものすごく多い。

そのエッセンスの作用は本に書かれていない形であらわれているかもしれないのだけれど。

 

 

かといって何も意味がわからないと選ぶのはよりいっそう難しい。

 

 

「母親」という言葉が書かれてあると投影が入り、ネガティブな反応をしめす人もいる。

言葉は思ったよりも強い。

 

マリポサリリーの花の写真からはポジティブなイメージを持っていても、書かれてある「母親」という言葉がひっかかることもある。

 

 

ただ、その場合はすでにその人は向き合おうという状態ではないことがわかるので、むしろ避けたほうがよい。先のアルニカやスターオブベツレヘムも思い出すのではと不安になっているなら取り組める状態になるまで使用しないでよいと思う。

 

どのエッセンスも「キーワード」はあるけれど、それを解釈してこうなるのでは・・・と思うのはこちら側だけ。エッセンスそのものがそうしているのではないということが言いたかった。

 

 

根本的に本人がそのキーワードのことを避けたいと思う状態で向き合いたくないのなら、関連する花も納得がいく形で使用できるまで待つことだ。

 

 

言葉に影響されている解釈・思い込みを変える方法がある。

 

 

実際にその花を観察することだ。

 

 

 

スターオブベツレヘム(オオアマナ)はもう終わりかな。

機会があればぜひ、見に行かれるといいかも。関東は多いみたいだし。

 

前にブログで紹介したスターオブベツレヘムの記事。

 

 

 

一人で解釈して思い込むとだんだん特定のエッセンスが決めつけになりがちになる。

もっと自由に花についての理解を深めるようにしていくことが、結果的に選択そのものが言葉だけに偏らなくなる。左脳より右脳を使った選択になっていく。

 

  

また、何のエッセンスか知らずに飲んで体感してみると意外な花のエッセンスの作用(自分への)に気づくこともある。それが個々に反応が違うことも。

 

 

フラワーエッセンスは頭で解釈して、使用するものではない。

こうなるだろうという予想や期待からずれることもある。

必ず本に書いてあるとおりにならないとおかしいというのではない。

 

書かれてあることはすべてではなく、花の性質の一部にすぎない。

 

花への印象が個々に違うように、エッセンスの作用は個々に異なる。

 

 

そのことを思いながら、気になるエッセンスで選択に迷っていたら

 

・試しにちょっと飲んでみて自分の反応を確認してみる。

・その花を観察できるものならじっくり観察してみる。

・自分が取り組む準備ができているのか確認する。

・取り組むテーマと自分の現在の状態を照らし合わせながら、どんな花が本当に必要か時間をかけて

決まるまでボトルを作らない。

 

 

というところかな。

 

 

よくありがちなのが、これもあれもでちぐはぐな組み合わせで服用してどう作用していたのかわからないというようなパターン。また絞りきれず、どれも絶対にはずせないと思い込んでいる。

自分で選択して使用されている方の場合、これではプロセスは進みにくいかと思われる。

 

 

しかしどうあっても考え方を柔軟にしないとフラワーエッセンス療法を魂の療法として使うことは出来ない。その場合はプラクティショナーのサポートを得たほうがよいかと思う。

自分が思うエッセンスとはまったく考えたことがないような花が出てくることがあるから。

 

 

フラワーエッセンスは確かに自分でおこなえる植物療法のひとつで、だからこそ誰にも相談せずに自分で解決したいと望む傾向の強い人にはもってこいな感じもする。ただ、それを心の成長と癒しに使っていくには一人では限界がある。

 

出来れば併用療法のひとつとして使ってほしいかなと思う。

 

 

 

 

 

6/5小豆島フラワーエッセンスワークショップ「オリーブの森でからだとつながる、大地とつながる」受付中♪

Bachエッセンスのひとつであるオリーブという植物を花の時期に体感的に理解を深められるように樹齢のあるオリーブの木々に囲まれておこないます。参加お待ちしております。

 

 

 

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【フラワーエッセンスと占星術】太陽を象徴するフラワーエッセンス

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日本は日出る処の国であり、日の丸を国旗とし、太陽神であるアマテラスを奉っている国です。

太陽を神とするのと自分の中の太陽を意識するかどうかはちょっと別かもしれません。

日本人の性格からして奥ゆかしく、自分を卑下するような日本語を使い、和を乱すようなことはせず、控えめに主張する傾向があります。

 

占星術の年齢域では太陽年齢は25歳から35歳で、このときに自分の太陽意識を発達させるのですが、通常なかなかそれを発揮できる人は少ないと思います。

 

太陽は自己実現に深く関係します。自分が社会に対して活動する資質をどれだけ発達させられるのか、それどころか現在は25歳から35歳でニート・フリーター、失業者という立場の人も少なくなく、自己の太陽の性質を感じられる人自体が少ないのではないかと思うことがあります。

 

松村潔さんの「占星術のシクミがわかる本」という本にこんな記述があります。

 

ユダヤ教に由来する神秘思想カバラでは、太陽には「犠牲」という意味があると記されていますが、古い肉体や古い環境を犠牲にして、新しい環境に全身で飛込めば、古い記憶は一度失われても、その本質は、新しい環境で再生し、失うものなど何もないどころか、さらに優れた価値を見出すことになるのです。思いきって失えば失うほど、再生は完全な形で起こります。』

 

 

これを読んで、太陽は何かを得ようとしている自分であり、自分を生まれ変わらせるものであり、本来の自分の輝きでもあるなと思いました。

 

さらに松村さんの同本より

『太陽の働きの極意は、何かを得ようとするときに、それが外からやってくるものではなく、自分の中で意欲的に意志することで、結果的に、外界からのチャンスが引き寄せられてくる、という現実を認識することです。危ないときに、誰かに助けてほしいと願うことなく、自分を信じるから、自分は大丈夫だと確信し、そのように行動することで、結果的に助かることに似ています。』

 

 

フラワーエッセンスを使うときにこの太陽は重要なポイントでもあります。

フラワーエッセンスに何かしてほしいという考えではなく、自分がどう意図して花を選択し、主体的に扱っているかということで触媒作用の幅が大きくなるのです。

 

 

もともと生まれたときのチャートに太陽がハードアスベクトを形成し、傷ついていたり、あまり活動的でない場合、どうしても太陽の性質が弱くなります。

 

「自分という存在がわからない」

「自分がこの世にいる意味が見出せない」

「自分に価値があると思えない」

 

そうなると太陽は眠ったように意識の奥にひっこんで、アマテラスが岩戸の中に隠れたように闇が広がります。

それがウツとして症状であらわれる場合もあります。

日本は自殺者が多く、ウツを煩う人が非常に多いのも何かそんなことと関係するのではないかとも思います。

 

太陽の意味は「能動性、男性性、自我、自己、意識的な姿勢、社会で発揮すること、自己実現など」。

 

太陽を象徴する花と言えば、サンフラワー、ひまわりですが、この花はもともとメキシコあたりの花で日本人的かというと微妙です。それがぴったり合う人もいるのですが。

 

ひまわりは陽の要素がとても強い花で、FESのフラワーエッセンスにあります。

太陽の力をバランスさせる働きを持ち、自己の真の輝きや男性性を引き出してくれます。

 

自信がないからいきなりサンフラワーを使うというよりも、自分を卑下する傾向のある人が自信をとってつけたように追加するというのはどうも難しい気がします。

もともとの性質がサンフラワータイプの人ならともかく。

自分とサンフラワー、太陽と自分の関係をよーく考えた上で使うといいかもしれません。

 

太陽の性質をもつ花・植物の特徴は

 

★基本、夏至近く・夏の花であり、日照時間を多く必要とする。

★安定感があり、強い花である。(茎など特に)

★主張するように目立つ花

★横にはうのではなく、垂直に伸びる。

★群生することもあるが、ひとつでも開花できる。

★色は輝くような黄色やオレンジで花の形は全体に丸い形

★温かく乾いた性質、柑橘系の果物ができる植物。

 

 

この条件に合いそうなフラワーエッセンスとなっている花は

 

サンフラワー(FES)

アンジェリカ(FES)

チコリ(Bach)

エケネイシャ(FES)

カリフォルニアポピー(FES)

カレンデュラ(FES)

ジニア(FES)

ダンデライオン(FES)

ヤロウ(FES)

ブラックアイドスーザン(FES)

タンジー(FES)

ゴールデンロッド(FES)

 

 

バターカップ(FES)、セントジョンズワート(FES)、ローズマリー(FES)も太陽と関連されている植物ですが、キク科植物のような個人性を強調する要素はそれほど強くはありません。しかし内側で輝かせる要素を持っていることは間違いないので、あげておきます。

 

 

最初に書いたように日本人は太陽の性質とリンクしている自我の構造が外国の人と比べ、ぱりっと境界がはつきりしていないため、いきなり自信なくおとなしい人にサンフラワーというと取ってつけたように感じます。

 

上記の植物の中で日本の地にわりと溶け込んでいる植物(近縁種含む)をさらに絞ると

カレンデュラバターカップセントジョンズワートダンデライオン、ヤロウ、アンジェリカあたりでしょうか。

 

タンジー外来種ですが、花そのものはそれほど目立ってはいなくて、日本人向きなかんじがします。観察できることがあればぜひ見てください。植物全体の大きさや茎の強さは非常にしっかりしています。

 

ゴールデンロッドは夏の花ではないのですが、垂直に伸びる個人性と黄色という色からあげました。また、日本にもアキノキリンソウやセイダカアワダチソウなど近縁種もあり、なじみがあります。

 

 

カリフォルニアポピーは日本にはもともとありませんが、近年日本で帰化しているナガミヒナゲシカリフォルニアポピーに少し似たオレンジの明るい花を咲かせています。

ルミニスエッセンティアという日本のフラワーエッセンスの中にナガミヒナゲシはあります。他にもたんぽぽ、きんぽうげもルミニスに含まれます。

 

写真を眺めて(あるいはネットでいろんな写真をみて)、何か非常に惹かれる花がないか見てみましょう。

 

 

◆どんなときに取り組むべきか。

 

 

太陽意識を発達させるのはユング心理学の個性化と同じようなものなので、常時取り組むことが出来ますが、太陽は父親(日本では母親にあてることもできる)と関連づけられているので、まず自分と両親との関係に取り組みたいときに考えることが出来ます。

 

あと実際に自分と太陽について考えます。太陽は一年の周期を持つので、一年という枠で見てみます。春、夏、秋、冬と自分の意識の変化に特徴があるでしょうか。

 

それから自己実現として、自分について書き留めます。

やりたいことは何か、何をやることで自分は喜びを感じるのか、自分をどのように主張できているのか、主張できないのはどんなときか、自分についてどう感じるのかなど。

自己観察記録をつけます。

 

 

実際、自己実現というテーマで取り組みたい人はワイルドオート(Bach)、カリフォルニアワイルドローズ(FES)、ブラックベリー(FES)、セルフヒール(FES)、セントーリ(Bach)、ラーチ(Bach)、マウンテンプライド(FES)、トランペットヴァイン(FES)など組み合わせながらおこなうとよいサポートとなります。

 

 

自分の存在意義は得ようとしてすぐ得られるものではないと思います。

自分はこれをやりたいと思ってはいても、はたしてそうなのか?と思うときもあるし、誰からも必要とされていないような感じになるときもあります。

自分を輝かし、それを思い出させてくれるような花、自分にとっての太陽という象徴の花をひとつ探すのはタイプレメディーと近いことかもしれませんが、その花を意識するだけで心強く感じるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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