6月にみられる北カリフォルニアの花を紹介します。
FESのエッセンスになっている植物は20種類ほど見ることが出来ました。
標高1000mから2000mくらいの間の植物が主です。
気候は非常に乾燥していて、紫外線が強く、朝晩は寒いけれど昼間はとても暑いです。 雨は少なくとても乾いていますが、土は火山ということもあり、とても鉄分やミネラルが豊富で赤く、栄養がありそうです。 なので数多くの花をみることが出来ます。
場所により見られる花はかなり違います。
しかしマウントシャスタは全体的にマジェンダの花や茎が赤い生命力の強い植物が多いことが特徴のようです。 雨は少ないといっても一年を通して雪が積もるこの山は雪解けの水や大自然の川からの水がとても豊富で滝も数多く見られます。なので水辺の植物も見ることが可能です。
一番多く目にすることが出来て驚いたのはスイートピーです。
日本のスイートピーと違い、大地を覆うように生え、山肌をマジェンダ色に染めて 肉厚なたくましい花となっています。 FESのスイートピーはこの野生のたくましいスイートピーからエッセンスが作られます。
この際いったん日本の園芸種のスイートピーのイメージはとっぱらってしまわないとこのエッセンスの理解に障害となってしまうかもしれません。 こ
のスイートピーを見ると大地に根付くことの作用がとても大きいことが理解できます。
次に初めて目にして驚いたのはプリティフェイスです。
一面プリティフェイスの咲いている場所があったのですが、気品ある美しい花です。
高さは30~40cmくらいでしょうか。花が数個ついて放射線状に広がっています。
花弁の真ん中に黒い線がくっきりとつけられ、お化粧をしていますね。 単独というよりもかなり群れて咲くようです。隙間が多く風の要素が受け取れます。
そしてこのマジェンダのじゅうたんはなんでしょうか。
いくつかの場所で見ることが出来ましたが、とても乾いた場所なのに咲いているミムラスです。パープルモンキーフラワーの種類です。
非常に小さく花は1cm未満の大きさがほとんどです。大地にとても近いところではびこっています。
それからいたるところにはマンザニータの木がみられます。雪のあるところのあたりでも 数多くありました。茎が赤茶色をした大地のエネルギーが強い植物です。
花は2月から3月に咲くので、今は実が赤くなろうとしているところでした。
つづく