フラワーエッセンスの植物研究ノート

自然や植物とのつながり、フラワーエッセンスのことなど

植物観察という自己探求、アルケミー

 

自然界から学ぶことはたくさんあります。

 

アルケミーの言葉で

「天にあるがごとく地にもあり」というのがあります。

宇宙の縮図として人間の小宇宙があると考えた

中世のアルケミストパラケルスス

自然の中にある形態や過程と人間との相関が

治療のためになると考えられていました。

 

またアルケミーというのは単純に化学の話ではなく、

精神的なプロセスとして変容していく旅そのものでもあります。

 

植物や自然と触れ、観察していく過程は

このアルケミーのプロセスの第一歩となります。

 

なかなかこうしたことがうまく伝えられないままですが

こんな風に進行していくものと考えます。

 

 

第一段階 自然に気が付く

自分の身近にいる植物を観察する。

ありのままにみるということを通して

見ていなかったものを知り、その植物に気が付く。

 

 

第二段階 繰り返し観察し、深める

その植物の成長の過程や生育場所

色や形、手触り、匂いといった観察を通して

その植物のことをより知っていく。

その植物との距離を縮め、関係を深める。

 

 

第三段階  植物が語るものを感じる

その植物と共に過ごすことでどんな風に

感じられ、影響を受けているだろうか

ということに気づき、探求する。

 

 

第四段階 植物をとおして得たものを表現する

その植物との交流の中でえたもの、本質を

何らかの形で表現していく。

自分の中の本質との出会いでもある。

 

 

 

ゲーテシュタイナー的植物観察から

アルケミー的なプロセスにおとしたら

ということで私が考えてみたプロセスです。

私の講座では必ずこの順番に観察をしてもらいます。

 

 

宇宙や自然は私たちの内側にもあります。

それが外にある自然と呼応することで

引き出されていきます。

 

フラワーエッセンスもそのような働きを持ちます。

 

 

その中では4大元素が大きく関わり、

そのバランスの表現として

植物も人も状態としてあらわれる傾向にあります。

 

 

 

アルケミー的な植物との関わりを通した

自己探求は実に地味なものです。

これは自分を手っ取り早く変えたいから

フラワーエッセンスを飲むというものとは

まったく違うものです。

 

逆を言うとフラワーエッセンスを使うときも

そのような意識をもつことが大切です。

 

 

3月4月はafetでの主催になりますが、

私が講師として桜の植物観察をとおして

自然との関係を深め、自分を知っていくための講座を予定しています。

オンラインでおこないますが、3月分のみアーカイブ参加も可能です。

 

afet.jp