フラワーエッセンスの植物研究ノート

フラワーエッセンスのもとになる花たちの観察記録・思ったこと

【植物観察レポート】ナガミヒナゲシ1

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 この記事は2005年9月30日に書かれたものです。

2005年夏、ライフスクール(School of Healing Arts and Sciences)

でのフラワーエッセンス研修のセクション2で発表した内容です。

 

この植物研究は2005年の3月1日から5月終わりにかけて観察し、まとめました。

植物研究を発表することになって、

ゆり科とかばら科の植物にしようかなーと思っていたのですが、

身近に観察できるものがやはりよいのではないかということもあり、

毎年春によくみるこの花をふっと思ったその日から一週間、

ポピーのシンクロ続きでした。

 

2月終わりなのにテレビをつければポピー特集。

ひなげしとおにげしの比較までしている。

その次にまたテレビをなにげにつけたら「私の人生の一曲」ということで

石井竜也が「アマポーラ」を歌ってる。

アマポーラはスペイン語でひなげしという意味。

タロット検索をネットでしていたら、

「フラワースピリットタロット」という超かわいいお花のタロットカードを発見。

そのパッケージにポピーにぶら下がる女の子の絵があり、

「吊るし人」のカードであることを知り、

非常に明るい「吊るし人」のカードに強く惹かれる。

で、またあるときは通販のカタログを見てたら

北欧のデザインのポピーのベッドカバーがあり、

こういう柄があるんだねーと興味をひき、

翌日、知り合いがそのポピー柄のバッグを

この週から提げてくるようになった。

 

この間わずか一週間か10日の出来事です。

ひなげしに呼ばれてるとしか思えない。

 

ひなげしはもともとそれほど興味を持っていた花ではなく、

アグネスチャンの「ひなげしの花」のうたくらいしか思いつかないほどでした(笑)。

しかし、帰化植物として今の日本に春になると

盛んに見られるナガミヒナゲシには幾分関心はあったので、

つきあってみる気になったのです。

 

アメリカのFES (Flower Essence Society) の

『植物について知覚するための12の窓』にそって

記録をまとめています。

1.植物学的分類

学名 Papaver dubium L.   

ケシ科ケシ属 50 ~100種類

 日本で自生するヒナゲシは1種類 リシリヒナゲシ チシマヒナゲシもあるらしい

原産地 地中海地方

一年草または越年草

分布 全国

開花期 4月~5月

1961年に東京で発見。実が長いのでナガミヒナゲシと呼ばれるようになった。

 

◎ ケシ属の種類

・ 分布 ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、南アフリカ、北アメリカ西部

日本でポピュラーなケシ属

・ ひなげし

アイスランドポピー

オリエンタルポピー(オニゲシ)

 

日本では違法のけし属

・ソムニフェルム種(オピウムポピー)

・ セティゲルム種(アツミゲシ)

・ブラクテアツム種(ハカマオニゲシ)

 

 

ソムニフェルムは無毛。アヘンはほとんどこれから取れます。

トルコで栽培。

アラスカンのフラワーエッセンスになぜかリサーチ含めて5種類くらい出ています。

ソムニフェルム種のポピーエッセンスはなかなか貴重かも。

アヘンの生産はタリバン政権崩壊後、

アフガニスタンが世界で流通されるアヘンの90%ぐらいまかなっているらしい。2005年8月のニュースでアフガニスタンでのアヘンの生産は

減少したという報告がありました。

他の地域では増えているので世界の総数的には変わらないようですが、

そのときにアフガニスタンでのアヘンの収穫の様子や

ポピーの畑がテレビに映し出されたのを見ました。

どこまでも広大な土地に一面ポピーが咲いている。

ここへ行くとどんな気分になるのだろうか。

実はかなり大きい。

 

 2.形態とジェスチャー

・ 草丈20~60cmほどで全体に白い毛がある。

・茎にそってある白い毛はつぼみがついて、

茎が曲がるとそこから立たずに茎にそって毛がはっている。

茎は固く、しっかりしているのにもかかわらず、自在に曲がり、

自らの意思で動いているような感じである。

・葉のつき方 根生葉はロゼット

・茎につく葉は両面ともに毛がたくさん生えていて、

羽状に深く裂け(1~2回羽状深裂して)、

柄はなく、互生している。

 

・花の形態  

茎の上部に長い花茎を出し、直径2~5cmの橙色の4花弁をつける。

つぼみは茎がのびていくに従い、曲がって、下向きになり、

開花のときに少しずつ上に向いて、花弁を開く。

・しわしわの楕円形の花弁が重なり合って水平近くまで開く。

萼は開花のときに落ちる。

・ 萼は舟形をしていて割れ目のところは白いふちどりがあり、外側に長い毛がある。

・ 果実は直径8mm、長さ2cmほどの円柱形

・ 先端に8本ほどの柱頭が残る。おしべは多数で、子房をとりまいている。

 

 

つぼみが下向きになって花が開くときに上に伸び上がるという姿は

何をあらわしているのでしょうか。

大地に向かって垂れた頭と天に向かう姿から、

天と地の力を受け取っているようにも思われます。

花が開くときに萼をやぶり、落としてしまい、

萼の殻の中にしわしわに折りたたまれた花弁が少しずつ水平に開きます。

窮屈な殻の中から自由に帆を張り、

光を受け取る姿は変容の過程をあらわしているのかもしれません。

これらはケシ属のすべてにあてはまる特徴であり、とても興味深いジェスチャーです。

 

落とされた古い自我の殻

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 3.空間との関係、幾何学的要素

けしは種が多量に含まれることもあり、野原一面に広がって、

お花畑など作ることが多い。

 そうした広がりの面と花自体は上に長い花茎をのばして、

茎が枝分かれせずに花をつけていくので、縦の要素もあります。

個人と集団に関係するかもしれません。

 

 4.時間との関係、季節の周期

ロゼット秋11月に発芽、冬はロゼット 4月桜咲き始める頃に開花がはじまる。                                    

3月1日 

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葉の表面に白い毛がつんつんたっている。葉の柄や茎が少し赤い。

                    

★ つぼみ~開花

葉の付け根から白い毛に覆われたつぼみがのびはじめる。

最初つぼみは上に向いてのびる。

茎がのびるに従い、下向きになり、茎の真ん中まで曲がる。

  4月19日 

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4月23日

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★ 開花前

  花が咲くときになると少しずつ上向きになり、オレンジ色に色づく。

 (夕方から夜中にかけて)

固い茎が意志を持って自在に動く姿は龍か蛇のように見える。

 

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★ 開花

早朝からふくらみ、愕をやぶる。

 

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約30分 ~40分かけて愕から抜けて、開花する。

光の具合によって 差がでる。

 

殻をやぶっても開かないものもある。

光の力が弱いと開きかけたままで終わる。

曇りの日など朝みても開ききらないものもある。

 

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水平に近いくらいまで開ききる。

 夕方くらいから風や何か触れたりすると花弁がとれやすくなる。

 翌日の午前中には落ちている。

 

5月初旬ほとんど花は終わり、茎と果実だけになり、

夏までの間に枯れていく。

果実が緑色から茶色に変色・収縮し、上部にすきまが開いて、

そこから種がこぼれ落ちる。

種の量は大量で、それは増大させる力をもっているともいえる。

 

5.環境との関係

ナガミヒナゲシ帰化植物で、田舎よりも都市部に多く見られます。

アスファルトのすきまや線路脇、造成地など温暖な乾いた場所に多い。

やせた土地を好みます。

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冬から春に生育することから真夏の暑さ・湿度は苦手のようです。

もともとは地中海原産らしいですが、日本全国に分布しています。

環境により個体の大きさを変化させることが出来るので、

柔軟に適応する能力があります。

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 続きはこちらへ。

plantessence.hatenablog.jp

 

 

【植物観察の仕方】オオアマナ、他の植物との違い

この記事は書いててそのまま放置してたので

時間がたってしまったけど、

花の本質と出会うための植物観察について少しずつ書いていく。

 

花をみたときによく聞くことではあるけれど

ハナニラをみて、スターオブベツレヘムとそっくりですねと言われたり、

オオイヌノフグリをみて、「ベビーブルーアイズ」と呼んだり、

キュウリグサを「忘れな草」と呼んだりされることがある。

似た印象の花というのはある。

 

人もAさんとBさんで感じが似ていると思うことがあるかもしれない。

しかし、よくよくつきあってみると同じではないことがわかるだろう。

 

この場合、そこに働くのは似た印象というものが

思い込みになることだ。

思い込みは左脳でおこなわれる。

 

ゲーテ・シュタイナー的植物観察では

ありのままの状態をそのまま観察することが大切になる。

そのためには思い込みやフラワーエッセンスの定義は置いておく必要がある。

 

見たままがどうなのかを記述したり、スケッチすることで

何がわかるというのだろう・・

と思う人もいるだろう。

 

しかし、発見することがあるものなのだ(笑)

それはこの花はこうかもと思っていたものが違うということだったり、

はじめて知ることもある。

 

スターオブベツレヘムを例にして説明していく。

 

スターオブベツレヘムであるオオアマナは

ユリ科のオオアマナ属である。

ユリ科なので小さな球根から

冬のうちに葉っぱが出始める。

はじめのうちは瑞々しい丸みのある細長い葉っぱであることが確認できる。

色も濃い緑色をしている。

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春になると葉っぱはすっかり色が落ちてきて、地面に横たわり

その根元に芽が出てくる。

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これがチューリップだと

葉っぱの根元に隠されて蕾をつけてそのまま茎が伸び始め、

花を咲かせる。

 

オオアマナはこの中にたくさんの花を抱えている。

中が開くと、外側からひとつずつ蕾をつけた花が伸びていく。

内側にある蕾はまだ一塊だったりする。

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春の陽がだいぶ昇ってきたところで開き始める。

 

花被片は6枚だが、外側の3枚は愕が花被片になったもの。

その外側の3枚のみ花の裏側は

茎とつながるようなグリーンに花弁の白い色が縁取られている。

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散房花序というらしい。

外側の茎が長くのびて、花は水平に上向きになるように

移動していく。

散房花序はアジサイシモツケもそうなのだが、

比較的花の大きさも小さく、密集してまとまっている。

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よく似たものでアリウム属やネギ属のものがあるけど

FESのプリティフェイスやグラッシーヒヤシンスは

学名がTriteleiaであるため、オオアマナ属ではない。

こちらがプリティフェイス (カリフォルニア・シャスタにて)

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ひとつの基部を中心に花がついている。

傘状花序とも言われる。

 

このように白い絨毯のように見えるのは

すべての花が上向きに高さもほぼそろっているからなのだ。

遠くからみると一つ一つの花が独立しているようにも見える。

シケツケと比べるとあきらかに空間の広がりが大きい。

(シモツケとの比較)

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中心の王冠のような雄しべは開きはじめは立っていて

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暖かさとともに十分に広げる。

お天気がよく日当たりもいいと

花被片は反り返るほど光を受け取る。

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オオアマナは多い物ではひとつの茎から20個ほど花をつけている。

花が多いと普通は茎を高くのばしてその周りに花をつけるということもある。

ユリ科の花は下を向いているか横を向いているものも多いが、

そうではなく、上に向くことで

光だけを求めていく。

 

背がそこまで高くなく、群生するため、

横につけるよりも上に向くほうがいいのかもしれない。

 

観察したままの特徴をまとめると、

光に対して開き、上から受け取る

光が弱まると、閉じる

真っ白な花色

6枚の花被片と6本の雄しべを持つ。

綺麗な6角形をつくる。

ユリ科であること

群生すること (ユリ科にはそれほど群生しない花もある)

ひとつの球根からたくさん花をつける

背はあまり高くない

花のついている茎の高さはだいたいみんな同じくらいの高さ

そのため外側の花は長く茎を伸ばす

花はだいたい上向きでついている

春の日差しとあたたかさで開花

 

ということになる。

 

今回の観察で私が気づいたことは

ひとつの株からたくさんの花をつけているけど、

すべての花が上向きで光を受け取ろうとするため、

横に広がる必要があるというところだった。

だから、空間が広がることになる。

 

なによりも優先されていることは

上から光を受け取れるようにすることだ。

これはこの植物の表現の特徴のひとつでもある。

 

自分がスターオブベツレヘムになったつもりで

何度かイメージしていくのもいいと思う。

(私はもう何度もやった・(笑))

スペースがあることと光を十分受け取れることの安心感を感じることができた。

 

観察のときに、よく似ていると思われる花のつくりや咲き方の植物と

比べて、その違いを観察することはいろいろな発見につながることも

多いので、おススメする。

 

 

7月にも東京で夏の植物を観察します。只今受付中です。

www.innergardenflower.com

 

東京・植物専門の本屋さん

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先日、オープンしたばかりの友人が始めた植物専門の本屋さんまで行ってきました。

 

twitter.com

店主のえりさんはどうも私のこのブログにある

plantessence.hatenablog.jp

を随分前に読んで、本屋さんをやりたい!と思ったそう。

 

7年くらい前なんですね。そのときの種が

こんな形で出てくるなんて!!

驚きです。

小さくてかわいい本屋さんでした♪

もちろん「秘密の花園」も置いてありました。

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私はこの本を購入。

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左の手描きのような本は手作り作家さんのもの。

高松のわたぐも舎さんにもあったそうですが、

気づいてませんでした(^^;)

 

お隣は手作りのお菓子屋さん、そのお隣はかわいい花屋さんと

その周辺の住宅地から別世界になっておりました。

 

私が植物観察の参考図書にあげている

「植物への新しいまなざし」も置いてあります。

ぜひ、一度足を運んでみてください♪

 

 

チェリープラムと生垣

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イギリス、バッチセンターのチェリープラムです。

チェリープラムの花はバッチレメディーの花の中では一番最初に咲くと

言われています。

2月下旬から開花しはじめるそうですが、

エドワード・バックは1935年の3月にレメディーを作りました。

 

自分の副鼻腔炎によるひどい頭痛で苦しみ、それによって

生じる恐れや恐怖のためにチェリープラムを選んだことで有名です。

 

ジュリアンさんの本によると

チェリープラムは吸枝を出すことが多く、

イギリスでは生垣として利用されることが多いそうです。

実際、バック医師もウェルスプリングスの家の庭に

チェリープラムの生垣を作ったそうです。

 

イギリスの庭をみるとわかるのですが、

イギリスのお家にとって生垣は必須だったりします。

日本にもよくありますが、

だんだんブロック塀などが多くなってきました。

 

英国式のガーデンにもかかせません。

あらためて生垣の写真を探すと

なかなか見つからないものです(^^;)

このようにバックヤードガーデンの境のところなんかに

よくあります。

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これはホリーの生垣@キューガーデン

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よくある英国式ガーデンってこういうやつ。

植物の高さを揃えている感じ。

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つまり、このような感じでチェリープラムを生垣として形づくっていたのです。

 

サクラ属の花が咲く木を生垣に使うというのは

日本からすると珍しく感じます。

 

しかし、日本でも生垣として金木犀やサザンカクチナシなど

よく見られます。

個人的には人間によって意図的に植物の形を変えてしまうのは

どうだろう・・というところはありますが、

これは同じサクラ属のサクラやリンゴの木では作れないものかもしれません。

 

写真ではいくつもの木があるように見えますが、

1本の木です。

ジュリアンさんによると

「たいてい幹はいくつかに分かれ、その様子は多数の『I』の文字が集まって

いるのと同様に、まるで何本かの木が一緒に成長していように見えます。」

「チェリープラムの問題は明らかに、このような個体としての全体性が侵されている点にあります。」

と書かれています。

『植物のかたちとはたらき』ジュリアン・バーナード182P

 

何年も実をつけることがないらしいですが、

バッチセンターのチェリープラムには実がなっていました。

(6月です)

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非常にしだれていて、その中に入って写真を撮ったのですが、

枝が多すぎて、今まで写真でみていたサクラの木に似たような

チェリープラムとだいぶ違っていたので

こんなんでしたっけ・・君は??という感じでした。

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こういう状態をみると感情的に影響を受けやすいとか

不安定になりやすいということがわかるような気がします。

個体性がはっきりしない植物はたくさんありますが、

こうして1本の幹をとおして主張しているか

分岐した幹によって個体がわかりにくくなっているか

見極めていくことで、

それぞれの植物の印象がわかります。

そういう目線で身近な植物を観察してみると面白いと思います。

 

個人的にはイギリスのインペイシェンスと日本のツリフネソウの違いが

面白かったのですけど、それについてはまた書きます(^^;)

 

花が咲いたところもいつか見てみたいと思いましたが、

センターの中のノラ・ウィークスの写真が

チェリープラムをバックに写しているものがありました。

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参考に日本でみられるスモモの花はこんな感じ。

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しかし、生垣というのは

ある意味境界です。

それはそれで興味深い点です。

コントロールできない不安定さをせきとめるかのようです。

 

まだイギリスでは2月、3月はなんとも寒い時期に

この白い花は咲き、

この花から煮沸法で作られたわけですが、

必ず雲ひとつない晴れた日が長い冬の終わりを告げる日として

やってきて、その日に作ることをジュリアンさんは書かれています。

『Dr.バッチのヒーリングハーブス』ジュリアン・バーナード

BABジャパン 120p

しかし、まだ雪も降るだろう時期なので、

非常に気温も低く、太陽の力は弱いものだったのかもしれません。

 

そんな春のはじめの冷たい空気感の中でチェリープラムの

花を見てみたいものです。

 

 

私が主催するイベントやセッションの最新情報はコチラ↓

小豆島での春の花リトリート、東京での植物観察会もあります。

www.innergardenflower.com

バッチセンターのハニーサックル

まだイギリスで見たレメディーの植物について4つしか

書いてなかったんですね(^^;)

 

頑張ってアップします。

 

今回はハニーサックルについて。

私がバッチセンターに訪れた6月後半はハニーサックルが満開でした。

バッチセンターの入り口を飾っています。

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イギリスでは玄関先にハニーサックルを植えることが多いそうです。

このハニーサックルエドワード・バックが生きていたときに

挿し木をしたものだそうです。

 

玄関すぐ横の根元のあたり。

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このように入口をアーチ型に覆うようになっている。

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茎も蕾もマジェンダのような赤い色。

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このハニーサックル

香りが全然しませんでした。

同じ敷地によくある黄色のスイカズラの花があったのですが、

それはよく香りがしました。

すでにバッチセンターに訪れたのは午後の遅めの時間なので

香ってもよいのですが。

 

ちなみに南フランスでも同じような

野生のハニーサックルに出会ったのですが、

それも香りがしませんでした。

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香りについてはいろいろ謎は残りますが、

この色のハニーサックルでレメディーを作ったのは

この赤い色が必要だったからでしょうね。

 

ゲンチアンのレメディーは青紫ではなく、赤紫の色のリンドウで

レメディーを作ったように

前に進むための物質的な力として

赤の周波数がより必要と思ったのかもしれません。

 

ハニーサックルのレメディーは

過去を懐かしんだり、過去にとらわれていて

なかなか現実をみたり、前に進むことができないでいる人に

過去を手放し、成長するために力を貸してくれます。

 

赤毛のアン」の翻訳者として知られる村岡花子の伝記の中で

彼女が通った女学校の校長先生であるブラックモア先生が

卒業式でこんな言葉を残しています。

今から何十年後かに あなたがたが この学校生活を思い出して、あの時代が一番幸せだった、楽しかったと 心の底から感じるのなら 私はこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません。
人生は進歩です。若い時代は準備の時であり、最上のものは過去にあるのではなく、将来にあります。

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)

 

まさにハニーサックル的なお言葉!!

もっともよいものは常に未来にあるという。

 

若い人たちにこんなお言葉を言われる先生って素敵ですね。

卒業のような節目だからこそ、

先を見なければならない、前を向いていなければいけないから。

 

だからこそ、入り口に咲かせるのかもしれませんね。

 

 

☆お知らせ

12月にこれらの写真や動画を含むお話会を東京でおこないます。

旅のお話をしながら、バックの人生やバッチセンター、

イギリスの植物について写真・動画をみていきます。

みなさんでフラワーレメディーやイギリスのこと、植物のことなど

ざっくばらんにお話できるような気軽な会です(*^-^*)

フラワーレメディーお話会

エドワード・バックとイギリスの植物」

12/10(土)13時30分~16時15分

東京・港区にて。

詳細・ご予約はコチラまで⇓

www.innergardenflower.com

 

 

キンミズヒキ・・北、南、イギリス

ちょっとボケ気味ですが、北海道でみたキンミズヒキです。

北大植物園にて。

なんだか花の大きさも小さ目な印象で、かわいらしい。

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キンミズヒキアイヌでは『キナライタ』といいます。

根っこにユリネのような白いものがついていてそれを赤痢など

お腹が痛いときに用いるそう。

写真は種で、かぎがついたような形になります。

これが人の衣服にくっついて運ばれます。

 

根っこに蓄えられるのはデンプンで、

ジュリアン・バーナードによると

デンプンは代謝の産物なので、人生の過程、言わば経験から得られるものを象徴しています。

と書かれています。「植物のかたちとはたらき」より。

 

 

一方こちらはイギリスのバッチセンターでみたセイヨウキンミズヒキ

アグリモニーです。

非常に茎の部分が太くなり、長く真っ直ぐ伸びています。

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「教会の鉄塔のような穂」というバックの表現の通りです。

たくましい感じで、全体に日本のものよりも大きいです。

先端が少し曲がるのは日本のものもイギリスのものも同じ特徴のようです。

西洋ではアグリモニーは今でもハーブ療法として、皮膚疾患や消化器系の調整のために使われています。

 

 

こちらは四国、高松でみかけるキンミズヒキ

北海道のものとまた少し違う感じですね。

本州のキンミズヒキはおそらくこんな感じです。

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同じ植物でありながらも、場所によって

印象が変わってきますね。

 

 

参考

アイヌと植物<薬用編>」 アイヌ民族博物館

「英国流メディカルハーブ」リエコ・大島・バークレー 説話社

「バッチのフラワーレメディー・植物のかたちとはたらき」ジュリアン・バーナード frp

イギリス・キューガーデンのラーチ

イギリスの植物をたくさん紹介したいけど

なかなかブログが更新できませんでした(;´Д`)

 

今回はラーチ(ヨーロッパカラマツ)

 

いやー、驚きました。

こんなんですよ。

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これ日本だったら伐採されそうだけど、

あちらでは植物園だからか、伐採されなかったら

このまま地面について生きています。

なにゆえにこんなことに!!

 

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針葉樹なので、葉っぱはマツの葉っぱのようです。

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ちょっとカメラの回し方がわかりにくいですが、

動画はコチラ⇓

キューガーデンのラーチ

 

こちらは神戸森林植物園にある日本のカラマツ。

針葉樹としては珍しく紅葉して、葉は冬の間はおとします。

私はこのカラマツのイメージでした。

ですから、イギリスで見た時は驚きました。

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一応、神戸森林植物園にもヨーロッパカラマツがあるのですが、

とても若い木です。これはちょうど花が咲いた頃。

葉っぱも新しく出てきて、すごくやわらかいのです。

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樹齢のある程度あるラーチの木を見て、

フラワーレメディーの意味を理解することができます。

 

自分のことを周囲の人と同じように価値のある人間と考えられなくて

自信がない状態がラーチのフラワーレメディーの調和が乱れたときです。

 

だらんと下向きにさがった枝をもち、最後に先端が上向きになっている

ということですが、確かにそうです。

これを見るまで、その状態がいまひとつわかりませんでした。

というかそれがわかるような写真があまりなかったように思います。

でも、まさかここまで下がっているとは!!

 

これは冬に雪が積もったときにすんなりと落としやすくして、

枝も折れにくくなるしくみのようです。

いわば生き抜く力があるわけです。

 

ラーチのレメディーの調和がとれているときは

決めつけや思い込みを手放して

自分への自信を取り戻し、

新たな自分になるとともに自己表現していくことができます。

 

美しくやわらかい新緑の葉っぱを触ったときも感激しましたが、

必ず再生し、美しさを取り戻します。

おそらく一番美しいのは新緑と花が咲く頃でしょうね。

 

夏の間は申し訳ないけど、見た目的には

どうしちゃったのかしら??という外見ですが、

これもラーチが生き抜くためのサイクルの一部なのでしょう。

 

ある意味、流れにまかせ、手放している状態のようにも見えます。

葉っぱも落とすし。

そして春の再生の時期に新たな自分となり、

成長を毎年刻んでいくのではないでしょうか。