ノラニンジン、クイーンアンズレースは何度も見ているけど、
今回は美しいカーブが気になった。
蕾のときは傘を逆さにしたような形なのが、
花の開花とともに傘をさすような状態になる。
これ横からみるとまっ平。
開いたときは下はこんな風
自然界の織りなす形の美しいこと。
ちなみにキク科のヤローは丸みができるものもあるけれど
基本、花の部分は平に揃えている。
そうした中央に空間を作り出すセリ科の特徴が
風の要素との関わりを感じさせる。
調べていると茎も実は中空らしくて、
空気の通り道になっているようだ。
さて、神秘的な真ん中の紫の花の部分を拡大してみた。
これはある花とない花があり、今回はどれも必ずあったことから
もしかしたら花の咲きはじめ頃はある確率が高いのではないか
とも思った。
そして紫の花がひとつか二つのものが普通だが、
これは3つくらいある。
よく見ると白い花の部分にも紫が潜んでいる。
アン王女がジェームズ一世のお后になったときに庭に生えていたという話があるようで、彼女はレース編みの名手であり、レース編みのときにあやなって指を刺してしまい、その血が紫の花になったという話もある。
結果的にいまだにこの花はどういう役目を果たしているのかはわかってはいない様子。
この花には生殖能力はないそう。
古い時代にはノラニンジンの種は自然の避妊薬として使われていたということはオレンジ色の根とともに2チャクラの機能との関連性が考えられる。
お近くで見られる方はぜひ、種になるところまで観察してほしい。
鳥の巣と呼ばれる面白い形に花は変身する。
私はこの部分のほうがむしろ、アストラルっぽさを感じる。
FESでのクイーンアンズレースに関するレポートを読んでいたら
花柄は約100本あるそう。たくさんの種ができることはそれが避妊薬の代わりに使われた時代があったとしても、多くのものを産み出すことにもつながっている。
キャロットシードの精油の香りは独特なシード特有の香りを持っていて
精油としては解毒作用があり、細胞を活性化する。
精油そのものもフラワーエッセンスと同様
物の見方をリフレッシュさせる力があり、
レモンやローズマリーなどとあわせると若返り作用がありそう (笑)
フラワーエッセンスとしては2チャクラで滞った感情エネルギーを浄化し、
6チャクラとのバランスをとり、より精神的な視点から「見る」ということ、
洞察することを助ける。
透視能力が開花するんじゃないか・・という期待をもって使われる方もいるかもしれない(笑)
しかし、むしろ、そのように下位のチャクラをおろそかにして、上位チャクラ優位に思う人ほど必要とされるレメディーかもしれない。
感情や肉体を低いものとすることなく、客観的に物事を見ることが必要だ。
この植物は光と風、熱の要素が優位だけど、根のほうに水が流れていくようである。表面上には水はないけれど。
それも感情の浄化とつながるのかな。
うちの近くにノラニンジンは見かけないので育てていたことがあるけど
鉢植えではなんせ、あまり大きくならない。
北海道ではかなり帰化して群生していると聞くので
北海道の方は探してみてください。
暑い時期に咲く花だから、ゆっくり外では観察しきれないけど
野外の草原などで見かけたら、お願いしていくつか切り花をいただき、
家でじっくり観察したい植物である。