以前書いた記事ですが、
クラリセージの写真がなかったので少し写真とともにクラリセージをみていきたいと思います。
とても興味深い植物だと思います。
こちらは小豆島のハーブガーデンで先日見たクラリセージ。
ガーデンではかなり巨大な葉っぱなのでとても場所をとります。
セージの仲間の中でも大きいほうではないでしょうか。
葉っぱは花とともに蒸留して精油が作られたりしますが、セージのように葉っぱをお茶にするというのは聞いたことがありません。
しかしこの葉っぱが大きく花を支えているような様子は母なる植物のようにも思えます。精油も女性の婦人科系の不調によく使われることもあり、それは月の精油といわれていることにもつながります。
ただ湿っているというより乾いた場所に育つハーブなので冷たく湿っているという月の性質からは離れます。
大きく拡大する様子だけだと木星や海王星のような作用も感じられます。
花の開花までの様子
ただ花の部分はシソ科特有に規則性があり、そこはとても面白いところ。
以前小豆島のハーブガーデンで苗を買って何度か育ててますが、2、3年たつと枯れてしまうんですよね。今回は苗が売られてませんでした。
最初横になっていて、ある日たつんですよね(笑)
それが伸びてきて、苞が開いてきます。
上からみるとシソ科的な4角形と対生の葉がみえる。
このあたりから香りが強くなってくる。精油とは違い、かなりスパイシーな香りです。
蕾が形成されて、少しずつ出てきます。
こちらは布引ハーブ園でのクラリセージ。受け皿に乗っかった薄紫の花が規則だだしく並びます。
葉っぱの色はだんだん薄くなってきますが、葉っぱの養分を花にたくさん与えているということですね。
開花前の葉っぱの濃いグリーンも好きです。
精油としてのクラリセージ
アロマトリートメントをしていたときもあまり使われることもなかったです。
日本人にはあまり好きではない人のほうが多いかも。
ただ、出産間際にかぐとめちゃめちゃいい香りに感じられるそう。
複雑な深みのある香りです。
成分としては70%ほどでリナロール、酢酸リナリルのアルコール類やエステル類、他にホルモン様成分であるスクラレオールが含まれます。花のみの蒸留と葉など含む蒸留では含まれる成分バランスもだいぶ変わるようです。花のみのものはまた香りも違うし、価格も高額になります。
お買い求めのときに花のみか、葉も含むのか確認してみるといいと思います。
コモンセージは成分としてケトン類を含むのでかなり注意が必要な精油ですが、
クラリセージは比較的セージよりは安全性のある精油となります。
作用としては抗うつ作用、抗菌作用、抗感染作用、鎮痙作用、収斂作用、消化促進作用、神経強壮作用、子宮強壮作用
などあります。
よく幸福感を感じられるというので精神を高揚させ、抗うつ作用のほうで知られていますね。女性のPMSや更年期、出産後のうつ状態のときにも有効な香りです。
過度の汗を抑えるという働きからは更年期の発汗にもいいようです。
クラリセージの蒸留水で汗を拭きとりしたり、お風呂に入れて入るのもよさそう。
セージも同様の作用がありますから。
よく精油の注意点にこの精油を使うと酔ったようになることがあるので車の運転を控えるようにと書かれてあることがあります。
アルコールを摂取した後にクラリセージを使うと酔いが早くまわるか、悪夢をみることもあるとも。
そんな意味ではラベンダーにも近い感覚もあります。
クラリというのは明晰なという意味であるように種を昔は目の治療に使ったりしていたようです。明晰にみるというわりに精神をリラックスさせる働きがあるのですが、ローズマリーのような頭をクリアーにする要素というよりはインスピレーションや右脳的に創造性とのつながりのほうがこの香りには隠されているようにも思います。
パトリシア・デービスは夢を鮮明にし、思い出しやすくなると書いています。
日々の中に喜びがなく、人生の方向性を失い、不安の多い人に内なる明晰さと喜びを取り戻し、日々の苦痛を鈍くさせてくれるともいえます。
天体との関係
ニコラス・カルペパーは月と関連づけています。
ハーブとしては種子を使う以外に葉っぱをビネガーやはちみつと混ぜたり、ワインにつけたりして炎症を抑えたり、ワインのところは背中の痛みの緩和などに使った?ようです。
薬草としての使用でお茶にという感じはなさそう。
でもなぜ月かはわからない。
花の色とか葉っぱが大きく包み込む感じは女性的ではあるのでそうしたところからきているかもしれません。
もともとの仲間であるセージは賢者の意味もあり、木星と関連づけられています。
シソ科の構造的には水星的な規則性も感じられます。
ただ花の時期の強い香りと香りが醸し出す深みのある高揚作用や精油が生理痛、出産など女性にとっては強い痛みとなる状態を緩和させるとか酔ったような感覚にさせるというのはエッジをゆるめる、感覚をシフトさせるようなところがあり、木星、海王星的な部分が強く感じられます。
植物の成長の様子、香りや効能、作用からいろいろ考えられますね。
6月に海王星とフラワーレメディーの講座をおこなうので
海王星について知りたい方はこちらもよかったらどうぞ。
★参考資料
中村あづさアネルズの誰も教えてくれなかった精油のブレンド学 BABジャパン
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この本は精油の産地の様子をカラー写真でわかりやすく書かれてあるのでクラリセージ畑の様子などみれる貴重な本。
Culpepers complete herbal
聖なる香り パトリシア・デービス
スピリットとアロマテラピー ガブリエル・モージェイ
天の香り スザンネ・フィッチャー・リチィ