薔薇と嵐の王子
絵本の紹介です。
有名なジュルジュ・サンドが童話を書いていたことを知っていますか?
ジュルジュ・サンドは恋多き女性で、ショパンの恋人でも知られています。
彼女は晩年孫たちに向けて書かれて数編の童話があります。
薔薇と嵐の王子という物語もそのひとつ。
サンドが孫娘に語り聞かせるようなお話になっていて、孫娘の名前もそのまま出しています。
彼女が花の言葉に聞き耳を立てて聞いたお話を語るという形式。
嵐の王子がどんな風に薔薇の花を愛したか色鮮やかな挿絵とともに書かれています。
薔薇の持つ愛と強さをよく表現できているように思います。
絵はそれほど好みではないのですが(笑)、孫娘を思うサンドのやさしさが
とても感じられるお話です。