チェリープラム・季節の巡りとともに
フラワーエッセンスはひとつの花のエッセンスを人生で一回服用するともう必要ないのかというとそうでもありません。
「恐れ」というキーワードのエッセンスを服用して、何か変化したことがあったなら、もう「恐れ」は克服したのかというとそういうわけではありません。
魂は常に成長しようとしています。
時間の中で変化しています。
数年前にとったエッセンスがそのときにひとつの成長のプロセスを経験したとしたら、次に同じものをとるときはまた違う成長のプロセスを経験させてくれます。
一日のリズムから季節のリズム、人生のライフサイクルといったリズムと巡りにあわせてフラワーエッセンスを服用し、魂のリズムにそわせるための重要な植物や服用のタイミングについてとても関心があり、研究テーマのひとつにしたいと思っています。
しかし、とても長いサイクルで見ないとわからないことなので、何年もかかることになるでしょう。
そうした中で重要なエッセンスのひとつかと思われるのはバックのチェリープラムです。
チェリープラムはバックのエッセンスの中で春のもっとも最初に開花されます。
植物の開花時期とリズム・サイクルでの服用は関連があると私は思っています。
イギリスではチェリープラムは2月下旬から4月上旬(「Drバッチのヒーリングハーブス」参照)、日本ではスモモの花は3月~4月で桜の開花の直前になります。
日本では季節の巡りの中で桜の開花時期というのは昔から大きな目安となっています。
田植えの作業を取り掛かる準備期間にもなり、花見という習慣はその禊のようなものであるとか。
卒業と入学・入社のシーズンでもあり、何かが終わって次の段階へいくことへの象徴かもしれません。
気温も春の初めから比べ、かなり活動的になりやすいあたたかさです。
行動する前、そこへ飛び込むにはとても勇気がいります。
冬の間に準備をおこなってきたとしても、自我の部分ではいろんな思いでいっぱいになります。
先日のオリンピックを見ていても、何年も練習を重ねてきていても、自分がやってきたことに100%信じて、結果をコントロールしようとせず、ゆだねることが出来たときに本来の自分らしさが出せているのかなあと思ったりしました。
そう、チェリープラムのキーワードのひとつが「ゆだねる」ということ。何かひとつの考えにとらわれて手放せない、コントロールをしようとしてしまうのをやめて任せることが出来ないという人には難しい挑戦です。
しかし、それが行き詰っているとき、その人にとっては大きな成長段階がきていることをあらわしています。
ゆだねるという女性的な力で、結果をコントロールしないことが求められています。
もしもそれが出来たとき、その人の魂は何か大きな成長と飛躍を遂げるのではないでしょうか。
あとチェリープラムはバックエッセンスの定義の中では
破壊的なことをしてしまう衝動や自殺願望、中毒行動という言葉も目立ち、一般の方が読むと「なんか当てはまらない・・」と思われがちですが、新しいことを始めようとするときや自分で事業をおこなっている人など自分で能動的に何かをおこなおうとするときに役立つことがあると思います。
そして実際に破壊的な衝動、自殺願望、中毒行動をともなう方にも役立ちます。
日本は自殺大国と言われ、だいたい4月~6月がもっとも自殺率の高い時期ですが、近年決算月の3月がもっとも多いらしく、今月は自殺防止月間となっているようです。
冬のあいだの土や水のエレメント優勢から、太陽の火とそれを運ぶ風のエレメントが優勢になる春はこころも活発に動き始め、落ち着きをなくしやすい状態になります。
どっしりと根をはるバラ科の木であるチェリープラムは安定させて、取り付かれた恐怖から解放することを助けてくれるのではないかと思います。
スモモの花
スモモの木の下でもお花見が出来そうです(笑
お花見って今抱えている問題があっても、あーどーでもいいやーという忘却の境地へ連れて行ってくれそうですね。
私も何度かチェリープラムを服用した経験があり、最近も取っていますが、これを選択する時期というのはなんらかの節目の時期です。
その度に安定した働きをみせてくれます。
浄化作用が若干強く(プルーンは下剤にも使われるわけですし)、眠気を感じたり、夢を見やすくなります。(私の場合)
なるようになれとか言うよりも、現状を受け止めることや受容することそれに対して、それ以上心配するのをやめることに向かわせてくれるように思います。
季節や人生が巡るたびに外的なものから私たちは影響を受けて、内面で揺れ動きます。成長するたびにその揺れは小さくなることもありますが、なくなることはないと思います。
その揺れ幅がエッセンスを選択する目安にもなるのではないかと思います。
追加です。
惑星のサイクルとの関連ももちろんあります。
物事を管理しようとする力は土星、コントロールできないほどの衝動は冥王星とつながりがあり、個人のチャートのサイクルの中でもこの二つの惑星の絡みは外せないと思います。