アマゾンのレビューを読んでどうしても読みたく、本屋へ買いにいった。
誰もが書いているこの本の最後に収録されている「柳の木」という話を読むために。
じつはNHKの漫画を読む番組でも昨年とりあげられたらしく、ネットで検索したら、この話に感動した人がずいぶんいた。 例に漏れず、泣いた。
望都さんのベテランならではのうまさももちろんあるのだが、そこに柳の木をもってきていることがすごい。 柳の木に対して持っているイメージ、伝説や民話などからやはりネットでみても、柳に対して日本人はあるイメージをしっかりもっているように思える。 それはそこに人がいる、精霊がいると思われていることだ。
バックエッセンスの中のウィロウは柳であるが、 レパートリーによる 調和がとれたときの性質は 『受け入れ、許すことができる。自分の人生の状況に責任を持てる。人生の流れに沿うことができる。』
これを読んであらためて、この「柳の木」という漫画を読むと鳥肌ものである。
望都さんもチャネラーだわ。 一読、おすすめ。
柳についても違った意味で深くなれる気がする。 私はこの短いセリフもほとんどないこの作品に対してかなり多くの方が感動したという感想を持っていることに関し、「許し」の本質に触れ、こころを動かされたのではないかと思う。
「許し」というのは簡単におこなわれるものではない。 だからこそ、そこに触れた人は泣かずにはいられないのかもしれない。