関東で何度も植物観察会にてお世話になっている小石川植物園を紹介します。
日本でもっとも古い植物園と言われていて、徳川幕府のころに薬草園としてあった場所だそう。現在は東京大学の教育研究機関としての植物園となっており、一般公開もありつつ、研究対象の植物でもある感じです。
アクセス
都内にあり、都内植物園の中でもかなり広く、ゆったりした場所なので移動自体は便利です。ただ駅から多少歩くのとちょっと坂があるので、足が弱いとか歩くの苦手な方は駅からタクシーなど使うといいかもしれません。
いい運動にはなります。といっても植物園に入っても歩きますけど、坂もあります(^^;)
サイト⇊
見所
分類標本園では科ごとの区分けがされており、違いを観察するにはしやすいです。
でも一番の見所はその広い敷地内での樹木の森。
都内とは思えないほど静かでゆったりした空間です。
アクセスが若干駅から離れている分、人も少なく、見栄えの良いバラ園や作り込んだガーデンではないから、自然な感じの緑を満喫できます。
樹木も古いので樹齢のある大木も多いです。
樹木エリアは大木が多く、気持ちも落ち着きます。
かなり広くて歩きますが、勾配が作られており、川のようなものもあり、自然な山と同じような感じになっています。だから奥の方にいくと意外と高いところまできているのだということに気づきます。そこからの眺めもまたよいものです。
とくに春のオオアマナとカントウタンポポの群生と秋のヒガンバナの群生は一度は行ってほしいと思います。
ヒガンバナが森に群生しているような場所ってなかなかないし、ヒガンバナで知られる名所って遠くから眺めるような人が混雑していることも多かったりするのに、こちらは非常にゆったりその場にいられます。
フラワーエッセンス関連だと
エルム、オオアマナ、バーベイン、セイヨウヒイラギ、キンミズヒキ、オニグルミ、トチノキ、カシワ(オークの仲間)、リンゴ、ブドウなど他にもあったかもしれません。
春
いたるところにオオアマナ、スターオブベツレヘムが群生しています。
だいたい4月後半からが見ごろ。
エルムの木もあります。
夏
北海道のノコギリソウなんかもあります。
夏は蚊がものすごいので対策が必要です。
秋
ヒガンバナは9月後半から10月にかけてが見ごろ。
紅葉の時期もとても綺麗です。
ここにあるセイヨウヒイラギはあまり状態がよくないのですが、新しい葉が出ているのでまた育ってくれるかも。
トチノキ。トチの実も早くから落ちてたりします。
オニグルミ
冬
1月
冬の植物園は広葉樹は葉がなくなり、明るくて晴れていると非常に気持ちの良い空間になっています。
たまにみかける猫ちゃん。
ヤドリギができる木があり、冬になるとよく確認していました。
新型ウイルスの影響で以前はツイッターなどやっていなかった植物園が続々はじめて、小石川植物園も今年からツイッターをされているようです。
ぜひいかれる際はチェックしてみてください。