春の始めのバックフラワー (バッチフラワー)の植物の様子
以前、東京の小石川植物園を四季のいろんな季節に訪れてフラワーエッセンスに使われている近縁種の樹木を観察する会をおこなったことがありました。
同じ場所でも季節変わると見え方も変わり、その変化をみなで楽しみ、味わいました。
花が咲くものだと花の時期しか見ないということもありますが
植物は一年を通して変化しながら生きているので、
すべての季節をつきあうことでよりその植物との関係が深まります。
先日、ジュリアン・バーナードさんの本の訳者としても知られる谷口みよこさんが主宰の「英国バッチフラワーふるさと便り」という会を録画受講させていただきました。
イギリス在住のムリンズ七瀬さんが現地での2月のチェリープラムやアスペン、ゴース、エルム、ウィロウ、ビーチなどたくさんの植物の写真や動画を撮っていただいて
その様子などのお話を伺うことができました。
みよこさんのご案内で短いイギリスへのトリップするような感覚でイギリスの地図から
いろいろな思いもはせることができました。
冬のイギリスは空気や光が透明感があって、写真からも少ないとは思いますが晴れた日の様子はとても綺麗でした。
お話もとても興味深く、みよこさんの植物に対する好奇心や興味もひたひた伝わり、参加している方もマニアックな植物の世界に高揚しているような、私としてはなじみのある(笑)感覚で楽しかったです。
印象に残ったこととしては
・あまり植物に詳しくなかった七瀬さんが、冬の葉がない樹木から探すという困難な中、みつけたとき、その植物と出会ったときの感覚や印象の体感的な経験
・イギリスではフラワーエッセンスはドラッグストアでも売ってるのでわりと知られてはいるが、誰もそれがどんな植物なのかは知らないということ。(日本でもそうでしょうね)
・だから冬の何も葉っぱのない樹木の写真を撮っているとまわりのイギリス人から不思議がられていたということ。
・植物ではビーチの要塞のような姿もですが、そのそばにチェリープラムが木立になってずっとつらなっていたというのが興味深く思いました。
チェリープラムの花が雪のように美しかったこと。ゴースは2月もしっかり花が咲いていたこと、ビーチの芽はとがっていること。
などでしょうか。
バッチセンターの2月の植物の様子も写真で見る事ができました。
バッチセンターの近くにあるビーチの写真が紹介されたのですが、
私も同じ場所で写真を撮ったのでそのビーチは知ってました。
夏は大きなムラサキブナなのです。
後から思ったことですが
バックフラワーの植物はイギリスではどこにでもある植物です。
イギリス人にとっては日本で桜の木を冬に観察するような感じだと思います。
佐野藤右衛門さんの「櫻よ」という本を昔読んで
この本では四季折々に桜を見に行く設定で進められていて
それを読んでから実際にいろんな季節の桜に会いにいったり写真を撮ったり、
観察したりしました。
それで四季のいろんな季節で観察会をしたいと同じ場所でおこなったのでした。
自然というのは四季の巡りも入ります。
花の時期だけ愛でるのが一般的かもしれませんが
庭にある木や植物は一年を通してつきあえますよね。
もしくは近くの散歩コースで見ることができるかもしれません。
私もいつも同じ場所しか行かないのですが
いろんな植物とつきあう場所があります。
そうすると四季だけではなく、数年前と今とでは同じ場所でも
どんどん変化しています。必ず同じというわけではありません。
だから常にその変化を楽しんだり、何度も通っているのにあらたに発見することもあります。
現代は切り取りすることが当たり前のようになっているように感じます。
ショート動画、Tiktok、インスタも写真に文字をつめて一目で見れるようにしたり・・。なんつーか0.01秒で情報を得て次へみたいな。。
ツイッターである宿泊施設の方のつぶやきで最近の旅行者の方は自分が思うようにその場所に行けないと不満に感じているようで、お天気が晴れていないこととか
観光名所の場所を確認しにきているだけのようだというようなツイートでした。
こういうことが自然から切り離されているなあと感じます。
合理的であることが求められる今の時代、身近にある植物をいつでもただ観察するというだけのことも困難なことなのかなあ・・と思いながらも
それを楽しむ人たちがいることはまだ救いだなと感じます。
久しぶりに自然の中で植物を観察し、関係性を深めるリトリートをおこないます。
小豆島なので旅行がてらにいかがでしょうか?
バイオダイナミック農法と植物との関わり
バイオダイナミック農法で栽培されたヤローとセントジョンズワートのフレッシュハーブを購入しました。
このフレッシュハーブの販売ってうれしいですよね。切り花としてもかなりの量ですし、蒸留したり、チンキやオイルを作るのにもたっぷりあるので。
先日バーグ文子先生の初心者にもわかるバイオダイナミック農法という講座を受講しました。2回にわたってなので4時間くらいの講座でした。
シュタイナー系の団体や先生の講座だと面白いけど、独特で結局よくわからないみたいなこともあり、今回バーグ先生の講座を受けて、彼女もカリフォルニアでの自宅庭で実践しつつ、試行錯誤しての経験も含めてのお話だったのでなかなかシュタイナー系の本には書いてないけど、これはどういうことか?という探究も共感しながら聴くことができました。
種まきカレンダーの月サインについて
私も昔種まきカレンダーを購入したけど、月サインにズレがあって、「これ海外での計算かな・・」くらいでうまく使えませんでした。でも日本語で出ているやつは日本時間にあわせているはずだったのです。
ここではっきりしたのはバイオダイナミック農法では占星暦のトロピカルではなく、サイドリアル・ゾディアックという天文での天体の運行を採用しているということです。
だからズレがあったのです。
ただ、同じシュタイナーの農法をしている人でも占星暦のほうの月サインを利用している人もいるとのこと。どちらがいいというのはないのかもしれませんが、自然の流れからいうと実際の天体の動きにあわせるほうが地球におよぼす作用があるかなと思ったりします。
4元素と作業すること
すぐに利用できるのは月サインごとの作業ではないかと思います。
種まきカレンダーと占星暦の月サインはズレがあるので注意。
果実の日 牡羊座、獅子座、射手座の火のサインに月があるとき、果実の収穫や種の収穫、果実目的の植物の種まきや植え付けに適している。
根の日 牡牛座、乙女座、山羊座の土のサインに月があるとき、根、根菜の収穫、根や根菜の種まき、植え付けに適している。
花の日 双子座、天秤座、水瓶座の風のサインに月があるとき、花や菜っ葉の収穫、花の植物の種まきや植え付けに適している。
葉の日 蟹座、蠍座、魚座の水のサインに月があるとき、葉を収穫する植物の種まきや植え付けに適している。
※種まきカレンダーによると葉っぱの収穫は葉の日ではなく、花の日にしたほうがよいとのこと。
ハーブを使って何かをする日にも使えます。
花の浸出オイルを作るのに、ちょうど種まきカレンダーでは昨日花の日だったので
昨日セントジョンズワートの浸出オイルとヤローのチンキを漬け込みました。
フラワーエッセンスとバイオダイナミック農法について
さてここでフラワーエッセンスの話にすると
私の興味はやはりFESではすべてにおいてシュタイナーの思想のもとバイオダイナミック農法で花を育てて、フラワーエッセンスを作っていることです。
それについての理解をしたいというのもあって今回講座を受けたのですが
おそらくFESは作業もこのカレンダーにしたがっていると思います。
するとフラワーエッセンスを作るとしたら花の日にあわせているのだろうか・・。
実は花の日ってひと月の中で5、6日くらいしかないのです。
花の開花と天気がうまくあうのも大変なのに、なかなかのタイミングです。
実は暦では作業をしない休耕日や時間帯があって、少なくともこの時間帯にフラワーエッセンスを作ることはFESではあり得ないだろうと思います。
個人で何かするときはある程度ゆるい判断でもよいかと思います。
実の日も比較的大丈夫っぽいので花の日と実の日も花作業にあてることも可能かと。
休耕日について
この作業をお休みする時間というのは
・月のボイドタイム
・ノード付近にあるとき
・エクリプス・食のとき
あと月が近地点にあるときは強すぎるのでこの時期もよくないそう。
※先日今年最大のスーパームーンでしたがまさにそのとき
ほぼ月の影響と関係があります。
この時間帯はすべて種まきカレンダーに書かれてあるので、自分で調べなくても大丈夫です。
日本では土用という四季の移り変わりの時期の一定期間、土をいじるのはよくないとされているときがありますね。
そのときに作業をしたからといって野菜の味に支障があるのだろうか・・
それはよくはわからないけれど、何十年も実践されてきた歴史があるのである程度そういう結果が出ているのでしょうね。
確かにバイオダイナミック農法で作られた野菜など美味しかったりもしますが。ワイン、オリーブオイルもされている方も海外にはいます。
そもそもバイオダイナミック農法とは
私が受けた講座はほんの初心者向けのものなので全体的なものではまだわからないことのほうが多いのですが、バイオダイナミック農法はたくさん収穫することが目的ではなく、自然と対話しながら、地球と私たちをつなげ、循環していくシステムのようです。
すべての生態系が保たれるように配慮し、土地を活性化しながら、地球と私たちを健康に導くような考えが背景にあります。
FESでもそうした考えは強く、シュタイナーの思想が入ったメタフローラという人の魂の変容プロセスとして月、水星、火星、金星、木星、土星、太陽とあるのですが、その中に地球を含めています。
その地球がうまく呼吸できるように、循環するように、皮膚呼吸できるように、など人間と同じように生命体として扱うようなところがあります。
だから独特な肥料、調合剤にはそれぞれ役割があり、地球の肺と関連するとか地球の腸と関連する、泌尿器と関連するなど・・それで牛の角やら雌牛の小腸、牡鹿の膀胱などに詰めたりするのです。
でも、個人的な家ではなかなか入手できないものばかりでその時点でできないですよね。
アソシエイツで調合剤を入手することもできるそうですが、できるだけ外部からもちこまないで、自分たちの土地のもので成り立たせるというやり方からは反してきます。
調合剤と活性化について
それでも魔術のような調合剤の作り方のお話は面白かったです。
あと調合剤の希釈の方法も。
フラワーエッセンスの活性化はここからかなりきていますが
水に調剤を希釈してかきまぜるときに右回り、左回りと繰り返しますが、
このときにその水の中で下向きの三角のボルテックスができるということが肝心らしいです。
その中に小宇宙をつくるというのはいかにもシュタイナーらしい表現。
あとそれぞれの調合剤の役割も面白い。
ヤローはカリウムと硫黄を土壌に、カモミールはカルシウムなど・・。
それぞれに天体の要素もあてはめています。
ヤローは金星、カモミールは水星、ダンデライオンは木星、ヴァレリアンは土星など。
個人で活用できること
私自身、思うのは自然をよく観察し、いろんな影響を受けていることに気づくためのツールとして使うのはできるのではないかということ。
カレンダー通りやることが目的ではなく、花の日の風の様子、太陽の様子など感じながら、地球の声に耳を傾けるという意識が大事ではないかと思うのです。
私たち人間は天体や気象の影響をかなり受けており、それは地球も同じことで、それぞれが関わりながら生きています。そのつながりを意識するのにこうした考えは役立ちそうだなと感じました。
すでに季節の巡りについては意識されている方も多いですよね。季節の中にある太陽の拡張と収縮、それはバイオダイナミック農法では地球の脈拍にあたるそうです。
午前と午後といった一日の動きにもそれは見られ、雨や太陽の作用によって乾いたり、湿ったり、吸収された水は流れ循環していく、そのとき私たちも潤い、巡らされるのです。
その中に植物はあって、いっしょに生命を育んでいます。
そんなタイミングの中で人間と花が出会い、ひとつのエッセンスが生まれるのではないかと思います。
クラリセージの植物から天体について考える
以前書いた記事ですが、
クラリセージの写真がなかったので少し写真とともにクラリセージをみていきたいと思います。
とても興味深い植物だと思います。
こちらは小豆島のハーブガーデンで先日見たクラリセージ。
ガーデンではかなり巨大な葉っぱなのでとても場所をとります。
セージの仲間の中でも大きいほうではないでしょうか。
葉っぱは花とともに蒸留して精油が作られたりしますが、セージのように葉っぱをお茶にするというのは聞いたことがありません。
しかしこの葉っぱが大きく花を支えているような様子は母なる植物のようにも思えます。精油も女性の婦人科系の不調によく使われることもあり、それは月の精油といわれていることにもつながります。
ただ湿っているというより乾いた場所に育つハーブなので冷たく湿っているという月の性質からは離れます。
大きく拡大する様子だけだと木星や海王星のような作用も感じられます。
花の開花までの様子
ただ花の部分はシソ科特有に規則性があり、そこはとても面白いところ。
以前小豆島のハーブガーデンで苗を買って何度か育ててますが、2、3年たつと枯れてしまうんですよね。今回は苗が売られてませんでした。
最初横になっていて、ある日たつんですよね(笑)
それが伸びてきて、苞が開いてきます。
上からみるとシソ科的な4角形と対生の葉がみえる。
このあたりから香りが強くなってくる。精油とは違い、かなりスパイシーな香りです。
蕾が形成されて、少しずつ出てきます。
こちらは布引ハーブ園でのクラリセージ。受け皿に乗っかった薄紫の花が規則だだしく並びます。
葉っぱの色はだんだん薄くなってきますが、葉っぱの養分を花にたくさん与えているということですね。
開花前の葉っぱの濃いグリーンも好きです。
精油としてのクラリセージ
アロマトリートメントをしていたときもあまり使われることもなかったです。
日本人にはあまり好きではない人のほうが多いかも。
ただ、出産間際にかぐとめちゃめちゃいい香りに感じられるそう。
複雑な深みのある香りです。
成分としては70%ほどでリナロール、酢酸リナリルのアルコール類やエステル類、他にホルモン様成分であるスクラレオールが含まれます。花のみの蒸留と葉など含む蒸留では含まれる成分バランスもだいぶ変わるようです。花のみのものはまた香りも違うし、価格も高額になります。
お買い求めのときに花のみか、葉も含むのか確認してみるといいと思います。
コモンセージは成分としてケトン類を含むのでかなり注意が必要な精油ですが、
クラリセージは比較的セージよりは安全性のある精油となります。
作用としては抗うつ作用、抗菌作用、抗感染作用、鎮痙作用、収斂作用、消化促進作用、神経強壮作用、子宮強壮作用
などあります。
よく幸福感を感じられるというので精神を高揚させ、抗うつ作用のほうで知られていますね。女性のPMSや更年期、出産後のうつ状態のときにも有効な香りです。
過度の汗を抑えるという働きからは更年期の発汗にもいいようです。
クラリセージの蒸留水で汗を拭きとりしたり、お風呂に入れて入るのもよさそう。
セージも同様の作用がありますから。
よく精油の注意点にこの精油を使うと酔ったようになることがあるので車の運転を控えるようにと書かれてあることがあります。
アルコールを摂取した後にクラリセージを使うと酔いが早くまわるか、悪夢をみることもあるとも。
そんな意味ではラベンダーにも近い感覚もあります。
クラリというのは明晰なという意味であるように種を昔は目の治療に使ったりしていたようです。明晰にみるというわりに精神をリラックスさせる働きがあるのですが、ローズマリーのような頭をクリアーにする要素というよりはインスピレーションや右脳的に創造性とのつながりのほうがこの香りには隠されているようにも思います。
パトリシア・デービスは夢を鮮明にし、思い出しやすくなると書いています。
日々の中に喜びがなく、人生の方向性を失い、不安の多い人に内なる明晰さと喜びを取り戻し、日々の苦痛を鈍くさせてくれるともいえます。
天体との関係
ニコラス・カルペパーは月と関連づけています。
ハーブとしては種子を使う以外に葉っぱをビネガーやはちみつと混ぜたり、ワインにつけたりして炎症を抑えたり、ワインのところは背中の痛みの緩和などに使った?ようです。
薬草としての使用でお茶にという感じはなさそう。
でもなぜ月かはわからない。
花の色とか葉っぱが大きく包み込む感じは女性的ではあるのでそうしたところからきているかもしれません。
もともとの仲間であるセージは賢者の意味もあり、木星と関連づけられています。
シソ科の構造的には水星的な規則性も感じられます。
ただ花の時期の強い香りと香りが醸し出す深みのある高揚作用や精油が生理痛、出産など女性にとっては強い痛みとなる状態を緩和させるとか酔ったような感覚にさせるというのはエッジをゆるめる、感覚をシフトさせるようなところがあり、木星、海王星的な部分が強く感じられます。
植物の成長の様子、香りや効能、作用からいろいろ考えられますね。
6月に海王星とフラワーレメディーの講座をおこなうので
海王星について知りたい方はこちらもよかったらどうぞ。
★参考資料
中村あづさアネルズの誰も教えてくれなかった精油のブレンド学 BABジャパン
↑
この本は精油の産地の様子をカラー写真でわかりやすく書かれてあるのでクラリセージ畑の様子などみれる貴重な本。
Culpepers complete herbal
聖なる香り パトリシア・デービス
スピリットとアロマテラピー ガブリエル・モージェイ
天の香り スザンネ・フィッチャー・リチィ
植物のスピリットメディスン・植物のもつヒーリング叡智への旅
いつも平行読書をしているのでなかなか一冊の本が読み終わらないことが多いけれど
こちらの植物のスピリットメディスンはずっと興味がつきず、読み終わることができました。
フラワーレメディーに関心を持つ人にもかなり好奇心をもって読むことができるのではないかと思います。
筆者のエリオット・コーワンはメキシコのウイチョル族のシャーマンから植物のスピリットをとおしたヒーリングを学び実践し、教えています。
こうした先住部族のもつ植物との共同ヒーリングについては私が学んでいるスクールでのフラワーメディスンのクラスで知り、非常に関心をもちました。
その方法の大半は夢見の力を使うようになっていてかなりアストラルな取り組みとなります。
でもこの本の中に出てくる植物のスピリットの話など面白く、著者の体験の中で
不精髭をはやしたぶっきらぼうな男がアカバナルリハコベの精霊だったのだけど、
けっこう辛辣な口調で笑えます。
この本のどこを読んでも面白いけど、終わりの方のいろんな先住部族の癒し手の方の話などそれぞれのやり方があってそれも面白かったです。
メディスンという考えは薬というような意味もあると思いますが、もっと自然との関係性の上でなりたつ恵みという感じでしょうか。
最近、野草ブームではありますが、むやみに採取して食べる、使うだけの人も多くいるけれど、その恵みに感謝して適度の量だけいただくのも忘れないことが大事です。
人間が自然を支配するような、ただ消費だけするような使い方から意識を変えていくことです。なかなかこの意識になることは知らなければ変えられないと思います。
植物に意識があるとか思わないでいる人のほうが多いでしょうから。
ただ、急に植物のスピリットや精霊が・・と話し出すと飛躍していて引かれる恐れもあるので(笑)、いろんな段階を踏みながらこうした意識の話を伝えていけたらなあとも思います。そのためには私自身も植物との関係をより結んでいく必要もあります。
あと最後のコミュニティと儀式という章のところで
個人が抱える症状とコミュニティ全体が抱える症状の話で小麦アレルギーは社会に関する問題であると書いてあったのもいろいろ考えさせられました。
ちょうど今頃私が住んでいる香川県は小麦を作っているところも多いので
麦畑を目にすることがあり、色づいています。もう刈り取りかな。
その風景がけっこう好きですが、小麦についてどんな扱いをしてきたかについて考えるとはほとんどの人がなさそうです。
イネ科植物はとくに主食として大量生産されることが多いので私たちにとっては
日々消費するものですが、私たちの肉体や生命を支えるものでもあります。
わずかなパンしかかじることができないような人もまだこの世界にはたくさんいます。
そうした状況も個人が動くことでは変えられず、社会そのものが変化していかなければなりません。
フラワーレメディーにおいてイネ科の役割は社会性とのつながりが大きいことも注目するところです。
私たちが社会を変えるために何ができるのか
個人の問題としておこっているようなアレルギーでもそこには私という個人が社会にどう関わっていくかというテーマも潜んでいるのです。
このような視点で植物について考えることはすごく有意義だなあと思います。
私の講座を受けている方もこの本は非常にオススメです。
7月から予定しているヨモギとの関係を深める植物観察という講座でも参考に使っていきたいと思います。
innergardentiara.jimdofree.com
フラワーエッセンス事典紙版出ました。BachとFES含め155種類をカバー。
以前kindleバージョンの本を紹介したのですが、紙バージョンの本も発売されました。
講座を受けている人からFESのエッセンスについてもうちょっと詳しい本はないかと聞かれ、レパートリは古本で高値になっているし、ということで電子書籍のほうをご紹介したら、「紙の本しか買わないから・・」と躊躇されていたので紙ベースの本が出てほっとしました。
といっても電子書籍バージョンに比べると内容は縮小されております。
もっと詳しい背景の話、詳しい個々のエッセンスの説明を読みたい方は電子バージョンのほうを入手ください。
それでも紙バージョンの本はなかなかコンパクトで
私なんかはセッションしながらエッセンスを選ぶときパラパラめくるのに便利です。
一般の方が入手するのにも手ごろです。
あらためて見ると同じ種でも別メーカーでちょっと違うものは分けて解説されているのは他ではありません。(アラスカンやグリーンホープファームなど)
フラワーエッセンスの本は現在、随分出回るようにはなっているようですが
なんとなく自分の望みを叶えるツールのような扱いの本が見受けられるようにも思います。それはとても夢があって、クリスタルか何かもつとこうしたことがおこりやすくなるというのと似ているようなところがあります。
物頼みのような。
それはそれでもいいのかもしれませんが、フラワーエッセンスは望みを叶えてくれるとは私は思いません。
望みを叶えるのは自分の力だから。それをむしろ思い出させるのがフラワーエッセンスではないかなと思います。
フラワーエッセンスレパートリーもそうでしたが、フラワーエッセンスとは何かを何度も確認したり、思い出させてくれる本があることはありがたいです。
1月から3月にかけて3回にわたり女性のためのフラワーレメディー~水、大地、火、風の女神と薬草~という講座をオンラインZOOMでおこないます。
一回目は1/8なのですぐですが、リアル参加の方は12/30まで申し込みください。
また録画でも参加できます。録画参加の方は1/15までに申し込みください。
録画視聴は次の回までの期間となります。
単発参加も可能なので、2月のだけ参加したいとかでもオッケーです。
ちなみに1月の回は女性としての肉体と精神のバランスをとるということで水に関連するレメディーを紹介します。
フラワーエッセンス初心者の方も参加できます。
フリートークは録画参加の方には1/24に自由に参加できます。
こちらはお気軽に参加ください。カメラオフ、チャット参加もオッケー。
よろしくお願いします♪
このシリーズで単発で女性の問題をアストロロジーで考える月と金星の講座もやってもいいかなあとも思っています。
東京・木場公園
東京で植物観察会をおこなうのに何度も利用させていただいた木場公園を紹介します。
都心から交通の便もよく、フラワーエッセンスになっている植物がかなりほどよい広さの敷地におさまっているから観察しやすいのが特徴です。
アクセス
東京メトロ東西線「木場」(T13)下車 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線「清澄白河」(E14)下車 徒歩15分
地下鉄新宿線「菊川」(S12)下車 徒歩15分
木場公園の帰化植物見本園で見られるフラワーエッセンスにもなっている植物
(BachとFES)
春 4月
スクレランサス、カリフォルニアポピー、ベビーブルーアイズ、スターオブベツレヘム、カモミール
春と夏の中間 5月
ハニーサックル、オリーブ
夏 6月、7月
チコリー、ミュレイン、クイーンアンズレース、エケネイシャ、ヤロウ、ゴールデンヤロウ、タンジー、トランペットヴァイン、ブラックアイドスーザン、ラベンダー、スイートピー、セントジョンズワート、ツキミソウ、ヒマワリ
ホワイトチェスナットの近縁種のトチノキもすぐ近くにあります。
秋
コスモス
目安ですが、もう2年以上行っていないため、植物が変わってしまっている場合もあります。ボランティアの方がよく手入れしていますが、植えられる植物が変わることがあるので。最近、ツイッターでこちらの手入れをしている方のアカウントがあるのでそれで植物の様子を知ることができます。
スクレランサスはあまり他でも探せないので貴重ですが、ものすごく小さいのでこちらでもどこにあったか探すのにちょっと時間がかかります(^^;)
写真は拡大できるようにルーペとかあるといいかも。
シバツメグサと書かれてあります。4月くらいに見られるかな。
ちょっと花の時期がずれると茶色くなって終わってることもあります。
以前ベニバナセンブリもあったのですが、見た時にロゼットがなかったのでもしかして違う??と思ううちになくなってしまいました。
木場公園にあるチコリーはすごく大きく育っていて、秋でも花を見ることができます。
少しよく似ているゴールデンヤロウとタンジーを比べることができます。
でも札がゴールデンヤロウなのにヨモギギクとなっていたりします・・。
こちらがゴールデンヤロウ
こちらがタンジー。
オリーブはミドリアムという建物の横のほうに数本あります。まあまあ大きく育っているオリーブの木です。
夏になるといたるところにクイーンアンズレース、ノラニンジンが咲いているので
これもどこでもは見られないから貴重で観察しがいがあります。6月も咲いてますが、7月上旬はもっとたくさん咲いてます。
日本に帰化しているスイートピー、ヒロハレンリンソウもあるのですが、写真が見当たらず(^^;)FESのフラワーエッセンス、スイートピーと同じ学名です。
それもこちらにありました。
なのでけっこうたくさんの花が見れる初夏あたりが一番オススメかもしれません。